フィジー英語:日本で習う英語と何が違う?〜LESSON 3〜

英語学習
発音

 フィジーに語学留学するにあたり、フィジーの英語はどんな英語なのか?なまりはあるのか?とっても気になりますよね!
 実は、フィジーの英語はオーストラリアやイギリスの英語の特徴とほぼ同じなのです。
 それでは、今回も「フィジー英語」シリーズ第3弾として、フィジー英語の特徴を頻出単語とともにご紹介していきます!
 一緒にフィジー英語を学びましょう!

前回のまとめ

 第2弾では、日本人にとって区別のしにくい “a” の発音について紹介しました。

第1弾はコチラ)日本の学校で習うアメリカ英語では複雑な “a” の読み方がたくさんあるのに対し、フィジー英語では、日本語の「ア」に近い音がほとんどなので、発音をしやすいと感じた方も多いと思います!

 今回も、フィジー英語にはどのような特徴があるのか、また、日本で習う英語とは何が違うのかについて具体例を交えながら、フィジー英語を学んでいきましょう!

フィジー英語の特徴: “o” の発音

 前回の “a” の発音同様、“o” の発音も日本語には「オ」の1種類しかありませんが、英語には複数の読み方が存在します。
そのため、 “o” も日本人にとって区別のしにくい音の1つです。

 そこで、今回はフィジー英語〜LESSON 3〜ということで、フィジー英語の「“o” の発音」について、アメリカ英語と比較しながら紹介したいと思います!  それでは、実際の例とともに発音の練習をしていきましょう!

例1: I “got” it.

 まずは、 “I got it.” の “got” の発音です。 “I got it.” は「分かった。」という意味で、日常会話の中でよく使うフレーズの1つです。

 アメリカ英語では、 “got” を「ガットゥ」と口を「ア」の形にして発音しますが、フィジー英語では「ゴットゥ」と口を「オ」の形にして発音します。これは、オーストラリアやイギリスの英語の特徴と同じです!
日本語のローマ字読みとも一緒ですね!

 発音を書き表すとこんな感じ↓
(アメリカ英語)gat [ガットゥ] (フィジー英語)got [ゴットゥ]
 ちなみに、“I’ve got to go.(そろそろ行かなくちゃ。)” “get 〜 wrong(〜を誤解する)” “get along with 〜(〜と仲良くする)” “get lost(迷子になる)” などなど、 “get/got” を使った表現は多数あるので覚えておくと便利です。

  “Got” の他に、 “top” “bottom” “bottle” なども同じような発音をします。

例2: I’m “home.”

 続いて、 “I’m home.” の “home” の発音です。 “I’m home.” は「ただいま。」という意味なのでホームステイを考えている人は必須のフレーズです!  アメリカ英語では、 “o” の部分を「オゥ」と発音しますが、フィジー英語では「ア」と「オ」の間のような音に「ウ」を軽く添えるような発音をします。

少し分かりにくいかもしれませんが、 “h” の息遣い+ “oum” を一音一音ていねいに発音するような感じです。

ちなみに、これもオーストラリアやイギリスと同じ発音です。

 発音を書き表すとこんな感じ↓

(アメリカ英語)howm [ホゥーム] (フィジー英語)houm [ハォゥム]  

その他にも、 “go” hold” “know” なども同じ発音をします。

例3: “Poor” you!

 さて、最後に “Poor you!” の “poor” の発音です。 “Poor you!” は「かわいそうに!」という意味。
ちなみに、 “poor” は「貧しい/弱い」という意味の形容詞ですが、 “poor” を「幸運な」という意味の “lucky” に変えると、 “Lucky you!(ツイてるね!)” という意味になります。

 アメリカ英語では、 “oor” の部分の最後の “r” を強調して「ォア〜」と発音しますが、フィジー英語では、日本語の「オー」に近い発音をします。 “oo” をローマ字読みしたような感じです。こちらもオーストラリアやイギリスの英語と同じ発音ですね!

 発音を書き表すとこんな感じ↓

(アメリカ英語)puor [プォア〜] (フィジー英語)pō [ポー]

 “Poor” の他に、 “door” “pour” “floor” なども同じような発音をします。

まとめ

 いかがでしたか?  “a” の発音に引き続き、 “o” の発音も1つの文字で複数の読み方があり、特にアメリカ英語では区別がしにくいのですが、フィジー英語の場合では日本語のローマ字読みのような発音が多く、日本人には発音しやすいです!
また、Free Bird の先生は比較的ゆっくりと話してくれるため、英語初心者でも聞き取りやすいです!

 ただし、フィジーには今回紹介した英語以外にも多様な特徴の英語を話す人が多数存在します。
日本では体感できないリアルな英語の多様性を自分の耳で聞いてみてはいかがですか?
参考

International Dialects of English Archive

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