フィジー留学から、カナダ ワーキングホリデーへ。英語学習の効果、実体験

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こんにちは、みどりです。
2020年1月~7月までフィジーに滞在し、2021年2月からカナダにワーキングホリデーで滞在しています。

本記事では、カナダで役に立ったフィジーでの経験についてご紹介していきたいと思います。

フィジー留学からカナダにワーキングホリデーに行くまで

私がフィジー留学に行き、そしてカナダにワーホリに行くまでの経緯がこちらです。

新型コロナウイルスの影響でワーホリの予定変更を余儀なくされる

 

かれこれ2年ほど前、2019年中頃のこと。

私はワーキングホリデーに行きたいと思っていたものの、英語力に不安がありました。

そこで、安く長期滞在ができて、そして釣りができそう楽しそうなところで先に英語を学ぼうと考えました。

それがフィジー留学を決めた理由です。

 

もともとの計画は、2020年1月上旬~4月上旬にフィジー留学、4月中旬から1年間カナダでワーキングホリデーの予定でした。

 

しかし、皆さんご存知のとおり、新型コロナウイルスの影響で予定の変更を余儀なくされます。

 

フィジーで3月にロックダウンが行われ、続いてほとんどの国際便が欠航となりました。

カナダ側でも国境封鎖により、ワーキングホリデービザを持っていても入国ができなくなったのです。

 

私はフィジーで国際線の復活を待ち、7月下旬にいったん日本に帰国しました。

就活、そしてカナダ・ワーホリに行けることに

カナダの国境封鎖が解除されるのを待つこと数ヶ月。

 

2020年10月に、ワーキングホリデービザを持っている人は、既に仕事の内定をもらっている場合に限り、カナダ入国ができることになりました(コロナ以前は、ワーホリビザを持っていれば特に制約なく入国できました)。

 

この告知があった当初は情報が少なく、様子見をしていましたが、次第に入国できた人の声も届くようになってきます。

また、ワーホリビザの期限もじわじわと迫ってきたため、就活をはじめることにしました。

 

結論から言うと、落ちまくりましたが、1つだけ内定をいただき、渡航が可能となりました。

 

どうやら内定だけもらって音信不通になってしまう人が続出しており(ひどいね!)、雇用主側が内定を出し渋る状況となってしまっているようです。

応募のメールを出しても、返信をもらえる方が少なかったです。

カナダで実感した、フィジー留学での英語学習効果

さて、なんとかカナダに入国できたところで、さっそく英語学習の効果を感じました。

フィジーで学んだ会話

正確には飛行機の中から英語に触れることになります。

飛行機の中での英語といっても、機内食や飲み物の選択程度なので、英語初心者でもなんとかなるでしょう。留学前の私でもどうにかなったと思います。

 

問題なのは、入国審査とimmigration(移民局)です。

通常の入国審査で聞かれる項目に加え、コロナ禍のため感染症や隔離に関する質問も出てきます。そうはいっても、「食べ物は持っていますか?」「どこに滞在しますか?」のような、日常会話に近い内容でした。

 

留学前の私は、英語の読み書きは多少できたものの、聞く話すが苦手という、ありがちな日本人のパターンそのものでした。フィジー留学中に学校で学んだこと、そして街で実際に使用してきたことで、スムーズに入国することができました。

 

これが初めての海外で、留学もしていなかったらシドロモドロだったかもしれません。

 

フィジーでは学校で英語を学ぶだけではなく、他にも使う機会がたくさんあります。

ホームステイ先のホストファミリーとの会話、放課後や休日の買い物で、あるいは通りすがりのフィジーの人々と話すことがよくありました。

 

留学から数ヶ月間があいていて、少し忘れてしまったり、すぐに出てこない部分があるのが反省点です。

フィジー留学直後にカナダに渡航できていればよかったのですが、まあそこは仕方ないですね(というか、サボるなよ自分...)。

フィジーとカナダの英語の違い

フィジーにおいて、アジア系の人というのは、ほとんどが観光客であり、英語がうまくない人たちです。そのため、フィジー人もそれをわかって話しかけてきます。

 

わかった上でも、「どこから来たの?」「どのくらい滞在するの?」とどんどん話しかけてくれるところがフィジーのすごいところです。

カナダはというと、意外かもしれませんが、話しかけてくる人はけっこういます。

ただし、カナダでは外見で英語を話すかどうか、見分けることはできません。

 

というのも、カナダというと白人をイメージする方が多いかもしれませんが、実際は様々なルーツを持った人々がたくさんいます。そこにはアジア系も含まれます。

 

誰でも英語を話せる前提なのか、容赦ありません(笑)。カナダの英語は聞き取りやすいと言われますが、不意に高速で話しかけられたときはわからなかったです。

 

カナダでは、英語とともにフランス語が公用語に指定されています。移民も多い国なので、英語が流暢でない人も多いかもしれません。英語がうまくなくてもOKな雰囲気はあるのかもしれませんが、フィジーに比べ、だいぶ違った印象です。

 

いきなりこれはしんどいかもしれません。

ワーキングホリデーの前にフィジー留学に行っておいてよかったなと思います。

 

私は極地イエローナイフに渡りました。

このあたりにはネイティブアメリカンやイヌイットといった先住民の人々が多く住んでいます。

イヌイット系の人々は、日本人を見慣れた日本人でも、見分けがつかないくらい日本人に似ています(主観です)。

「イエローナイフ行きの飛行機のチェックインはここ?」と別の乗客に聞かれたのは、もしやイヌイット系と間違われたのかもしれないですね。

 

コロナ禍ならではの注意点

カナダでは入国後14日間の隔離が義務付けられています(2021年2月現在)。その際、きちんと隔離をしているか、コロナらしき症状が出ていないか、確認の電話が来ます。

 

身振り手振りを使えない電話は、対面の会話より難易度が高いです。さらに、症状の確認に医学用語も混じります。

 

事前に症状に関する単語を学んでおいたり、どうしてもわからなかったときに「電話を折り返します」「簡単な単語にしてください」などのフレーズを用意しておくと良いと思いました。

英語以外にフィジー留学で得たもの・カナダ ワーホリで役に立ったこと

英語以外にも、フィジーで学び、役立てられたことがありました。

新しい環境への適応能力

フィジーに渡ると、自然環境をはじめ、食べ物や習慣、手に入るものなどが大きく変化します。海外のどこに渡るにしろ、環境の変化は必ずあります。

 

適応力が鍛えられます。

 

また、そもそも自分が海外生活に向いているのか、見直す機会にもなりそうです。

 

フィジーでロックダウンが行われた際、大きなストレスがかかりました。泣き出す人、どんちゃん騒ぎを始める人、動じない人、様々でした。

 

 

ここで海外生活に向いていないことを悟って、スッパリとワーキングホリデーを断念する人もいました。それはそれで、賢い判断だと思います。

 

私だけかもしれませんが、カナダの仕事の面接で、適応能力に関する質問がありました。

面接で聞かれなくても、適応能力は確実に必要となることだと思います。

フィジーで人を頼ることを知った

私はフィジーに行くまで、人に話しかけることに抵抗がありました。日本語ですら、これですから、まして英語なんて......という感じです。

 

前にも書いたとおり、フィジーでは驚くほど話しかけられます。数ヶ月も滞在すれば、話しかけられるのも、話しかけるのも普通になります。もちろん英語です。英語も怖くなくなりました。

 

他に知ったことといえば、テキトーさでしょうか。完璧じゃなくて良いんです。

忘れ物をしちゃっても、人に借りたら良い。1回失敗しても、次にうまくいけばまあいいか。わからなかったら人に聞こう。そんな感じです。

 

あんなに「ちゃんとしなくては!!」「全員こうでなければいけない!!」というのは、もしかすると日本人だけかもしれませんね。

尚、フィジー生活を続けると、準備をする習慣が抜け落ちますが、これだけは元に戻してください。冬がある日本やカナダで凍死します。

まとめ:ワーホリ前のフィジー留学は効果あり!

フィジー留学には、英語はもちろん、他にも様々な効用がありました。

語学学校卒業のときに先生方が歌ってくれる歌の中に「自由に飛んで行け」のような一文があり、まさにそのとおりだなと実感しています。 コロナがいつ落ち着くのか、神のみぞ知るというところですが、来たる渡航に備えて、いちどフィジー留学を検討してみてはいかがでしょうか?

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