英語のリスニングを「格段に上げるコツ」を初心者向けに解説!
英会話や英語の資格取得において、リスニングは非常に重要な能力に違いありません。
しかし、リーディングに比べてもリスニングは日本人にとって難易度が高いため、コツや勉強法が分からずに途中で挫折してしまう人もいるでしょう。
「英語のリスニング学習に取り組んでいるが上達を感じない...」
実際に今リスニングの学習をしているが、上記のように悩んでる人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな人向けに「英語のリスニング上達へのコツや勉強法」を解説していきます。
目次
日本人にとって英語のリスニングは難しい
日本人にとって英語を聴き取るのは難しいことです。
日本語と英語では話すリズムや文法などに大きな違いがあります。
言語の違いがたくさんあるので、上手く聴き取れないことは当たり前です。
しかし、「リスニングがなかなか上達しない...」からといって諦めないようにしましょう。
日本語とリズムが違う
言語それぞれに話し方のリズムがあります。
特に英語は話し方にリズムがありますが、日本語は英語に比べるとリズムはそこまでありません。
このような違いがあると英語を聴き取ることが難しくなってきます。
【日本語と英語のリズムの違い】
日本語 | 英語 | |
違い① | 全ての音を同じ長さで同じリズムで話す。(平坦な発音) | 音によって発音される秒間が違う。 (強弱がはっきりしている) |
違い② | 必ず子音と母音はセットになって発音する。 | 基本的に子音は全て発音する。 母音は部分的にしかしっかりと発音しない。 |
違い③ | 発音において母音を引き伸ばす長音がある。 | 英語にはアルファベットの音 「A/E/I/O/U」長母音がある。 |
これらの大きな違いをしっかり頭に入れましょう。違いを認識することがリスニングの上達にもつながります。
言語的に離れている
日本語と英語は言語的にかけ離れています。
日本人が英語を習得することと、ヨーロッパ人が英語を習得する難易度は同じことではありません。
英語と日本語は文字も全く異なることに加え、文法の違いが多くあります。
- スペイン語と英語
- イタリア語と英語
- 韓国語と日本語
一方で、スペイン語やイタリア語などのヨーロッパの言語と英語は共通点が多いです。
そのような言語者にとって英語を学ぶことは、日本人と比べて難しくないでしょう。
母語と離れている言語を学ぶため、英語力を上げるのは難しいことです。
「英語のリスニングが上手くできるようにならない...」からといって、諦めずに進むことが大事です。
日本語と英語は離れている言語だということを理解して、勉強に励みましょう。
英語上級者でも完璧はない
リスニング力は身につけることが難しい能力であり、レベルを判断することも難しいです。
英語上級者だからといって、リスニング力が完璧で何でも聴き取れるわけではありません。
ネイティブの人も間違えて聴き取ってしまうことがあるように、「完璧なリスニング力」は存在しないのです。
【英語上級者にとっても難しいこと】
- 難しい映画の内容理解
- ネイティブ同士の会話聴き取り
- 字幕なしの映画視聴
たしかに聴き取ることができる人もいますが、英語上級者にとってもそれは難しいことです。
特に映画を字幕なしで理解して見ることはとても大変です。
「完璧に英語を聴き取ること」は上級者にとっても難しいことなので、自分が聴き取れなくても落ち込まずに頑張りましょう。
英語リスニング上達のコツ5選
英語のリスニング力を上達させるには、「リスニングのコツ」をつかむことが大切です。
リスニング力を鍛え始めたときは、まだあまり聴き取れないことが多いと思います。
英語は日本語との違いが多く、聞き取りに慣れるまでに時間がかかります。
最初のうちに「英語のリスニング力を伸ばすコツ」を知ったうえで、成長していきましょう。
コツ1:英単語を覚える
英単語を覚えることはリスニング上達にとって大切な勉強です。
英単語を知らなければ聞き取ることもできません。
これらの英単語帳はイラストを見ながら勉強することができます。
最初の段階では難しい単語を覚える必要はなく、「日常会話」などに出てくるような単語を正確に理解できるようにしましょう。
そこから、徐々にレベルを上げていくことが大事です。
【英単語の覚え方】
- 5回ほど繰り返して英単語に触れる。
- 音読する。
- 単語の音を聴きながら覚える。
- 黙読した後に暗唱する。
- 1回で覚えようとしない。
単語を覚えるのは地道な作業ですが、少しずつ語彙力を積み上げていきましょう。
コツ2:文法の基礎を学習
文法の基礎をしっかり身につけることもリスニングにおいて重要です。
基礎の英文法が頭に入っていないと、いくら英語を聞いてもリスニング力は上達しません。
リスニング練習の初段回では難しい内容は出てこないため、基礎文法を正確に頭に入れることが大事です。
文法を理解することができたら、英語を聴き取ることも少しずつ分かるようになります。
【初心者におすすめの英文法書】
これらの本はどれも読みやすい作りになっています。
イラストがあったり、会話口調で書いてあったりするので楽しく勉強を進めることができます。
英語のリスニング練習を増やす前に、文法の理解を深めることが1つのコツです!
コツ3:英語の発音を覚える
英語の発音を理解することはリスニング力向上のための大きなコツです。
発音の仕方を知らないと、英語を聴き取ることに加え、話すことも難しくなってしまいます。
日本語と英語にたくさんの違いがあるように、発音も大きな違いの一つです。
発音によっては、日本人にとって聴き取ることがとても難しいものもあります。
【日本人が苦手な英語の発音】
- 「th」の発音
- 「si」の発音
- 「r」の発音
- 「L」の発音
- 「v」の発音
このような発音は特に注意が必要です。
英語学習をする上で、上記のような発音をマスターすることもリスニング上達の1つのコツとなります。
コツ4:英語字幕付きで動画を観る
動画を見るときに英語の字幕を付けるのはリスニング力上達へのコツです。
耳と目で英語を学ぶことで、より良く英語の意味を理解することができます。
耳で聴き取ることができなくても、字幕を見て意味を理解することができます。弊社フリーバードのYouTubeチャンネルでは、フィジー人の先生が話す英語を字幕付きで聞くことができるので、ぜひ活用してみてください!
また、知ってる単語が字幕で出てきたときに、発音の仕方を「目と耳」で確認することもできます。
目を使いながらリスニングを練習するのは効果的であるため、「英語字幕付きで動画・洋画」を見ながら効率よくリスニングを上達させましょう。
コツ5:とにかく聴く量を増やす
英語を聴く量を増やすことはリスニング上達に必須です。
リスニング力を上達したくても、英語を聴く時間が少なければ向上しません。
英語を聴く量のポイント
- 継続して毎日聴くこと。
- 分けて聴くこと。(1日3回など)
- 聴く時間が合計で1時間以上になること。
忙しいときは難しいかもしれませんが、毎日継続して「リスニングのトレーニング」を積むことが非常に重要です。
1度にたくさん聴いても頭に入ってこないため、数回に分けて聴くことをおすすめします。
その他:留学でリスニングを伸ばす
弊社フリーバード・フィジー留学の授業はリスニングの向上にとても効果的です。
リスニングの授業に加え、他の英語の授業でもリスニング力を伸ばすことができます。
また授業以外でも、フィジーの街に行けば自然と英語に触れることができるのも魅力でしょう!
フィジー留学はリスニングを伸ばすには最適な環境が整っているため、聴く量を増やして英語に触れる時間を増やすことが可能です。
英語のリスニングでコツを掴めるタイミング
英語のリスニングの練習を長い間していると、コツを掴めるタイミングが必ずあります。
すぐにはコツを掴むことはできないですが、継続していれば必ずその感覚を掴むことができるのです。
コツを掴むことができれば、リスニングの上達が見えてくるため、自分の英語のリスニング力の上達を実感するまで諦めずに練習しましょう。
①英単語・文法のインプットが増えた時
英単語と文法のインプットが増えた時にリスニングのコツを掴めることがあります。
インプットすることで、リスニングの効果をより感じられます。
【インプットの例】
- 毎日英単語100個に触れる
- 毎日英文を読む(少量でも良い)
- 毎日英語を聴く(英語であったら何でも良い)
リスニングのコツを掴むためにも、英単語や文法のインプットは継続して行うことは大事です。
少しでも良いので、毎日インプットは欠かさずにやるようにしましょう。
②脳が英語脳に変わった時
英語を勉強しているうちに自分の脳が「英語脳」に変わるタイミングがあります。
このような時はリスニングのコツを掴めるタイミングといえます。
英語を普段からたくさん使っていけば、誰でも英語脳に変えることが可能でしょう。
英語脳になることで、英語をより自然に聴き取ることができるため、英語脳への変化は大きな成長です。
努力を続けていれば可能なことですので、諦めずに英語脳を目指しましょう。
③スピーキング力が伸びたと感じた時
スピーキング力が伸びれば、リスニング力も伸びることが多いです。
リスニング力を伸ばすためにも、スピーキング力を鍛えることが大事になってきます。
オンライン英会話などを利用し、スピーキングのトレーニングもしていくとよいでしょう!
スピーキングとリスニング、どちらも上達させられるように頑張っていきましょう。
英語のリスニング上達には時間がかかる
英語は日本語とは異なるところが多い分、英語のリスニングに慣れるには時間がかかります。
少しずつ聞き取れるようになるだけでも時間が必要ですが、英語に慣れていくことで次のステップに行くことができます。
すぐに上達しないからといって諦めずに、「英語のリスニングを伸ばすには時間がかかる」ということを頭に入れ学習を進めましょう!
耳を英語に慣らす
英語のリスニングを上達させるには、まず耳を英語に慣らすことが重要です。
普段使わない言語だからこそ、耳を慣らす必要があります。
英語を聴くことに慣れたら徐々に聴き取れるようになるため、まずは量をこなしてたくさん聴きましょう。
英語のリスニング上達の手順
1.英語を聴く量を増やす
2.耳が英語に慣れる
3.聴き取れるようになる
耳を英語に慣らすには、たくさん英語を聴くことが大事です。
6ヶ月以上は必要
英語のリスニング上達には、6ヶ月以上は最低限必要でしょう。6ヶ月は長いように感じますが、日々の継続が最も重要です。
人それぞれ練習量などが違いますが、リスニングを上達させるためには6ヶ月以上は見積もる必要があるでしょう。
上達までの道のりが長いですが、リスニング力を伸ばすために努力を続けるしかありません。
英語のリスニング力を高める勉強法3選
英語のリスニング力を向上させるためには正しい勉強法で行うことが大事です。
すぐには伸びないリスニングだからこそ、「効果のあるやり方」で勉強を進めなくてはいけません。
英語のリスニングを上達するには、さまざまなな手順がありますが、確実に向上できる方法で練習しましょう。
①ディクテーション
ディクテーションはリスニングの向上にとても効果的な勉強法です。
音声を聴いているだけでは気づかなかった自分の弱点に気づくことができます。
【ディクテーションをやることで気づくこと】
- 単語のスペルミス
- 聴き取れなかった英語の「音」
- 理解できていなかった文法
ディクテーションのやり方は難しくないため、初心者の人でも簡単にできるのでおすすめです。
- 英文を見ずに音だけを聴く。
- 音を止めながら聴いて書く。
- 自分が書き取った文を確認する。
ディクテーションは、上記の3点をやるだけです。
どれもシンプルなステップなので誰でも実践できるでしょう!
時間もあまりかからないため、普段の勉強に加えてやってみて下さい。
②英語字幕付きで動画(洋画)視聴
動画を見る時に英語の字幕を付けて見るのもリスニングには効果的です。
目も使いながら英語を聴き取ることで、より良く理解することができます。
教材だけでは飽きてしまうこともあるので、動画を見ることは継続して英語の勉強をするためにも良い方法です。
しかし、初心者でも分かるような動画を選びましょう。
- 話すスピードが早すぎないか。
- 内容が簡単なものか。
- 見ていて面白いか。
- 実用的な英語を使っているか。
動画を選ぶ時は継続して見られるように、きちんと考えて選びましょう。
また、楽しく勉強するためにも、自分にとって「面白い動画」を見るのも大事です。
動画を見る時は「知らない単語のメモ」を取るなどをし、英語が身に付けるように工夫して下さい。
③留学
留学は、特に「リスニング」を向上させるには素晴らしい機会といえます。
- あちらこちらから英語が聞こえてくる。
- 住民や店員の会話を聴くことができる。
- 英語漬けの日々を送れる。
数多くある語学留学のなかでも、フィジー留学では非常に効率よくリスニングを上達させることができます。
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留学したくてもコロナの影響でほとんどの国に行くことができませんが、フィジー留学は現在も行くことができます。
授業はレベルが7つあるので、自分に合った授業を受けられるのが魅力です。
フィジー留学のカリキュラムは、リスニングとスピーキングが中心になっています。
リスニングの授業もありますが、文法の授業でもリスニング力が自然と伸びていきます。
リスニングを上達させるにはスピーキングを鍛えるのも大事なことであり、フィジー留学ではどちらの力も伸ばせるでしょう!
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英語のリスニングで上達を感じない時の対策とコツ
英語のリスニング力は、なかなか短期間では上達しませんが、対策法やコツは存在します。
リスニングは向上させることが大変であるため、「上達した!」と感じることが難しいです。
「いくらリスニング学習をしても伸びない...」と感じるときは、自分のやり方を振り返ることが大事です。
1.インプットを増やす
リスニングが思うように上達しない時はインプットを増やすことが大事です。
インプットを増やすことで、聴き取れるフレーズや英単語も増えます。
単語や文法をあまり勉強していない状態でいくら英語を聴き取る練習をしても上達しません。
英語のリスニングが伸び悩む時のポイント
- リスニングの上達を感じない
- インプットを増やしてみる
- .再びリスニング力が伸びる
上記を踏まえて、もう1度インプットの量を見直してみましょう。
2.発音を見直す
リスニングが伸び悩んでいる原因の一つに発音を理解していないことが挙げられます。
日本語と英語の発音が大きく違うように、英語の発音を聴き取ることはとても難しいです。
英語の発音が頭に入っていないと、いくら聞いても聴き取ることはできません。
自分が苦手な発音をちゃんと発見することも次につながります。
- 子音と母音の確認
- 口の形や舌の動きなどの練習
- 英単語の音節数の確認
これらのポイントを意識しながら英語の発音を復習しましょう。
3.聴く量をさらに増やす
リスニング力を上げるにはとにかくたくさん英語を聴くことが大切です。
いくら上達したくても、英語を聴く時間が少なければ上達に伸び悩んでしまいます。
毎日英語を聴くことが大事であり、継続して英語を聴かないと上達速度も落ちてしまいます。
忙しくてもわずかな時間を意識的に作り、毎日英語を聴いてリスニングのトレーニングを行いましょう。
まとめ:英語のリスニングで1番のコツは「量」
英語のリスニング力を鍛えるコツとして、やはり英語を聴く量が大事です。
英語をたくさん聴くことは大変であり、「正直面倒だ...」と感じる人も多いでしょう。
しかし、聴く時間が増えれば増えるほど、耳が英語に慣れてリスニング力が上達します。
- 「英語のリスニングを上達させたい!」
- 「リスニングが伸び悩んでいて、やる気が起きない...」
上記のような人は、とりあえず聴く量を増やすことが大切です。
フリーバードのフィジー留学に参加し、リスニングを上達させるのもぜひ選択肢に入れてみてください。