メリットだけじゃないワーキングホリデー。デメリットと解消方法も知っておこう!
ワーキングホリデーは、海外で旅行をしたり働いたりと自由な過ごし方が実現する、18〜30歳限定の制度です。
26か国の協定国のなかから自分で好きな国を選び、約1年間の長期にわたって滞在できます。
ワーキングホリデーは一見メリットばかりのように見えますが、参加するにあたって知っておきたいデメリットもあります。
デメリットをあらかじめ把握しておけば事前に対策・準備ができ、より海外での滞在を充実させることができるでしょう。
そこで本記事では、 ワーキングホリデーのメリット・デメリットと、 デメリットを解消するための対策を解説します。
目次
ワーキングホリデーのメリット
ワーキングホリデーのメリットは、主に以下3点が挙げられます。
- 海外で生活経験、就業経験ができる
- 英語力が上がる
- 視野が広がる
海外で生活経験、就業経験ができる
ワーキングホリデー最大のメリットは、海外での生活経験・就業経験を積める点です。
一般的に海外で働きたい場合には「就労ビザ」の取得が必要です。就労ビザの取得はワーホリと比べてハードルが高く、取得するための労働条件なども細かく決められています。
一方のワーキングホリデーは、18〜30歳限定で取得できるビザであり、現地での過ごし方に厳しいルールが設けられていません。
そのためワーキングホリデーであれば、 「海外で働いてみたい」「海外で暮らす経験をしたい」という希望を比較的簡単に実現できます。
英語力が上がる
ワーキングホリデーは自身の英語力を伸ばせる絶好の機会です。
海外に行けば日本語を話す機会が少なくなり、自ずと英語でのコミュニケーションを取ることが増えます。
どこまで英語力を伸ばせるかは自分の行動次第ですが、現地で以下のような行動を取ればより英語力アップにつながるでしょう。
- 現地の友達と出かける機会を作る
- 現地や海外の友達とハウスシェアリングをする
- ワーキングホリデー期間中に留学をする
- 英語を使う仕事に挑戦する
英語力が上がるかどうかは、渡航する国や過ごし方、本人の努力によっても左右することを覚えておきましょう。
※参考記事:ワーキングホリデーの国選びはどうしたらいい?英語圏でオススメの国を紹介
視野が広がる
ワーキングホリデーは数日から数ヶ月ほどしか滞在できない観光とは異なり、現地で暮らす・生活するという体験ができます。
長期滞在することによって現地の文化や習慣に深く触れることができ、自分の視野も広がります。
※参考記事:ワーキングホリデーとは?制度や注意点をわかりやすく説明【2022年最新】
ワーキングホリデーのデメリット
ワーキングホリデーにはメリットが多数ありますが、一方でデメリットも存在します。
ワーキングホリデーのデメリットは以下の通りです。
- 制度にいくつかの制限がある
- 英語力がないと希望通りの仕事に就けない可能性がある
- 「遊んできた」と思われる場合がある
- 過ごし方次第では成長がない
制度にいくつかの制限がある
比較的自由度の高いワーキングホリデーですが、制度にはいくつか制限があります。
主な制限内容は、以下の通りです。
- ワーホリビザで渡航できるのは協定国である26か国のみ(2022年7月現在)
- 参加年齢は基本18〜30歳まで
- ビザ発行数に上限がある国もある
- ビザの取得が抽選の国がある
- ワーホリビザでの入国は1か国につき1回まで
対象年齢やビザ発行数、ビザの申請方法については、国によって大きく異なります。
行きたい国の制度やルールをあらかじめチェックしておきましょう。
※参考記事:ワーキングホリデーの年齢制限は何歳まで?35歳まで?
英語力がないと希望通りの仕事に就けない可能性がある
ワーキングホリデーでは、アルバイトをして収入を得たいと考えている人がほとんどですが、現地で働くにはある程度の英語力が必要です。
英語のWebサイトで職を探したり、英語で面接を受けたりと、働き始める前の段階で苦労する人も少なくありません。
特にローカルのカフェやレストラン、ショップなどで働きたい場合は、ビジネスで困らない程度の英語力が問われます。
「遊んできた」と思われる場合がある
ワーキングホリデーはWork(働く)とHoliday(休暇)を合わせた言葉でもあり、「ただ海外で遊んできた人」という印象を与える可能性もあります。
特に帰国後に転職活動をする場合、「ワーキングホリデーでの経験をどう伝えるか」に気をつけなければなりません。
もし自分自身がワーホリを通して充実した生活を送れたとしても、面接官には「会社を休み、ただ海外で遊んで帰ってきただけなのでは」と勘違いされてしまう可能性があります。
ただ遊んできただけだという印象を与えないよう、渡航先での生活のなかで学んだことや習得した内容を明確に伝えられるようにしておく必要があります。
過ごし方次第では成長がない
ワーホリは自由な制度であるからこそ、 自身の過ごし方によっては特に何も得られずに終わってしまうケースもあります。
英語を使わない職についてしまうと「英語力を上げたい」という目標を叶えるのは難しいでしょう。
また、 予算が少ないことが原因で毎日アルバイトで尽くしになってしまい、本来やりたかったことを実現できず帰国を迎えてしまうケースもあります。
ワーキングホリデーのデメリットの解消方法
ワーキングホリデーは注意しておきたいデメリットはあるものの、どれも自分の事前準備や現地での過ごし方で解消できます。
せっかくの機会であるワーキングホリデーを充実させるためにも、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 目的を明確にする
- 資金を貯めておく
- 基礎的な英語は身につけておく
目的を明確にする
まずは、渡航前にワーキングホリデーの目的を明確にしましょう。
ワーキングホリデーは自由度が高い制度だからこそ、「海外生活をしてリフレッシュしよう」「先のことは現地で決めればいいや!」などと曖昧な気持ちで渡航してしまう人も少なくありません。
しかし、 目的を定めずに行ってしまうと、やりたいことが見つからずダラダラと過ごしてしまい、いつの間にか帰国日を迎えてしまう恐れがあります。
せっかくのワーキングホリデーを無駄にしないためにも、渡航前の期間を有効活用して「なぜ自分はワーホリに行くのか」「渡航先で何をしたいのか」を考えてみてください。
「ワーホリ期間中に〇〇をやる」などの行動目標をいくつか決めておくと、滞在中のやることも明確化し、充実した日々を過ごせるでしょう。
資金を貯めておく
ワーホリへ行くにあたって、ある程度のまとまった資金を用意しておくことも重要です。
現地での過ごし方や国によっても費用は異なりますが、一般的には渡航前に30万円〜、渡航後には100万円〜の費用が必要であると言われています。
ワーホリは 「現地で稼げるから」という理由で資金のない状態で渡航してしまうと、毎日アルバイトに追われて、観光や現地での生活を満喫できないまま帰国をせざるを得ない状態になる可能性があります。
※参考記事:ワーキングホリデーの費用はいくら?【2022年最新情報】
基礎的な英語は身につけておく
渡航するまでに基礎的な英語力を身につけておくことも大切です。
渡航前には、教材や書籍を通して勉強したり、オンライン英会話を受けたりするなどして、自分に合ったやり方で英語力を伸ばしておくことをおすすめします。
渡航前に英語を学ぶ方法以外にも、まずは数ヶ月ほど語学留学をしてからワーキングホリデーに行くという方法もあります。
ワーキングホリデー前の留学でおすすめしたい国の一つが「フィジー」です。
フィジー留学ではスピーキングに特化した授業を実施しているので、英語に慣れた状態でワーホリに向かうことができます。
また、留学後にオーストラリアやニュージランドにワーキングホリデーへ向かう人も多くいるので、渡航前の情報共有・知り合い作りの場としても最適です。
ワーホリ参加にあたって英語力が不安な方は、ぜひフィジー留学を検討してみてください。
フィジー留学についてさらに詳しく知りたい方は「ホームページ」をご覧ください。
まとめ:メリット・デメリットを理解した上で計画・準備をしよう
今回紹介したワーキングホリデーのデメリットをまとめると、以下の通りです。
- 制度にいくつかの制限がある
- 英語力がないと希望通りの仕事に就けない可能性がある
- 「遊んできた」と思われる場合がある
- 過ごし方次第では成長がない
このようにワーキングホリデーにはデメリットがありますが、どれも自身の事前準備や現地での過ごし方次第でデメリットを解消できます。
デメリット・メリットの両面を押さえた上で、ワーキングホリデーの正しい計画と準備をしましょう!