50代でワーキングホリデーは実現可能?50代が知るべきカナダのコープとは?

ワーキングホリデー

留学は20〜30代の若者だけのものではありません。

 

近ごろでは、仕事や子育てなどが落ち着いた50代で留学をする方も珍しくないです。

 

しかしこれから留学を考えている50代の中には、このような疑問を持つ方もいます。

 

  • 50代でワーキングホリデーは実現可能か
  • ワーキングホリデーに行けないとすれば、他に留学する方法はあるのか

 

そこで今回の記事では、これらの疑問にすべてお答えします。 また記事の後半で、近年注目を集めている留学制度「カナダのコープ」についてもご紹介します。

 

留学に興味がある50代の方は、ぜひ最後までご覧ください。

50代でワーキングホリデーは行けるの?

残念ながら、50代でワーキングホリデーに行くことはできません。

 

現状、ワーキングホリデー制度に申請する資格があるのは18歳以上〜30歳以下の方です(一部のワーホリ協定国を除く)。

 

ワーキングホリデーは、海外に滞在しながら就労や就学ができる大変便利な制度ですが、50代で同じような滞在を希望する場合は、なにか別の方法を探す必要があります。

 

そして幸いなことに、ワーキングホリデー以外にも選択肢はあるのでご安心を。

 

次のセクションで詳しく説明します。

50代でワーキングホリデーに行けない人の選択肢

50代でワーキングホリデーに行けない人には、どんな留学の選択肢があるのでしょうか?

 

紹介する選択肢は、3つあります。

①語学留学

50代の方にご紹介するワーホリ以外の最初の選択肢は、語学留学です。

 

滞在できる期間は、基本的に語学学校に通学している間となりますが「短期でもいいから海外に滞在してみたい」という方にはおすすめです。

 

また、語学留学と聞くと 「語学学校に通うのみで、働けないのでは?」と思うかもしれませんが、実際には申請するビザによっては働ける国もあるのです。

 

例えば、オーストラリア・ニュージーランド・アイルランドなどでは「学生ビザ」で滞在すれば働くことができます(就労に一定の条件がある場合あり)。

②大学・大学院留学

次の選択肢は、大学・大学院留学。

 

これは文字通り、現地の大学や大学院に通うという選択肢です。

 

この方法であれば、語学留学よりも長期で留学することができます(滞在できる期間は、基本的に在学期間と同じ)。

 

また、学校卒業後に就労が可能な 「卒業生ビザ(名称は国により異なる)」に申請できる国もあるので、うまく行けばさらに長期で滞在できる可能性もあります。

③カナダのコープ

最後に紹介する選択肢は、カナダのコープ(Co-op)留学です。

 

コープはカナダ独自の制度で、カナダのカレッジに在学している間に、有給または無給でのインターンシップ(就労体験)に参加できるというもの。

 

カレッジで学んだことに関連した職業に就けるので、キャリアチェンジやキャリアアップにも適したプログラムといえるでしょう。

 

例えば、以下のようなプログラムがあります。

  • カスタマーサービス(接客業)
  • ホスピタリティ(接客業・観光業)
  • ビジネス/マーケティング(オフィスジョブ)
  • ウェブ開発/ウェブデザイン(IT技術者・デザイナー)
  • 国際貿易(貿易事務)

 

プログラム期間は、トータルで半年〜2年くらいの長さのものが多いです(座学・インターンを合わせた期間)。

ワーキングホリデーに近い?年齢が50代でもカナダのコープは可能

先ほど紹介したカナダのコープ制度について、もう少し詳しくみていきましょう。

 

この制度は、雇用主を見つける前にコープビザを申請・取得できるという点で、ワーキングホリデービザに近いものがあり、ワーキングホリデーに行けなかった方には非常に有効な滞在方法の一つです。

 

ただし、ワーキングホリデーとの違いもあります。

 

まずは選べる仕事についてです。

 

コープでは、あくまでも「学校で学んだことと関連する仕事に就く必要がある」ので、どんな仕事をしてもいいわけではありません。

 

また、年齢制限についてもワーキングホリデーとは異なります。

 

30歳までという条件つきのワーキングホリデーと違い、コープには年齢制限がないので、50代でもコープで留学ができるのです。

50代でカナダのコープに申請するための条件

それでは、50代でカナダのコープに申請するための詳しい条件をチェックしましょう。

 

主な条件は、以下の2つです。

  1. 英語力
  2. 高校卒業資格

英語力

まずは英語力です。

 

カナダのコープ留学は、あくまでもカレッジ在学中に就労できる制度のため、最初にカレッジに入学しなければなりません。

 

そしてカレッジには誰でも入学できるわけではなく、一定の語学条件があります。

 

語学条件は学校や専攻により異なりますが、学校独自の英語試験に合格したり、IELTSやTOEFLといった国際的に認められた英語試験のスコアを求められることが多いです。

 

英語力が足りない方のために、別途英語コースを提供しているカレッジもありますが、学費や滞在費が高くなるのがネック。

 

英語学校に通う費用を少しでも節約したいという方は、格安で英語が学べる「フィジー留学」という方法も検討してみてください。

 

【参考記事】:圧倒的な留学費用

高校卒業資格

カナダのカレッジに入学するためには「最終学歴が高卒以上」である必要があります(まれに例外あり)。

 

そのため入学手続きの中で、高校の卒業証明書の提出を求められる可能性があるので準備しておきましょう。

 

日本の高校の場合、卒業から何年も経っていると通常の手続きでは卒業証明書を発行してもらえないことがあります。

 

実際、筆者の私もカナダにコープ留学中ですが、30代のため通常の卒業証明書は発行してもらえませんでした。(代わりに「卒業から年数が経過しているので、卒業証明書を発行できない旨の証明」を発行してもらい事なきを得ました)

 

いずれにしても、証明書取得までは時間がかかるので、早めに卒業した高校に問い合わせを行うことをおすすめします。

50代でカナダのコープに行く場合のおすすめルート

50代でも留学や就労ができる、大変魅力的な制度であるカナダのコープ。

 

しかし、参加にあたっては先ほど説明した条件をクリアする必要があることが分かりました。

 

そこでここでは、50代でカナダのコープに参加するために、弊社がおすすめするルートをご紹介します。

①フィジーで語学留学

まずは、フィジーで語学留学をします。

 

なぜフィジーかというと、先ほど少し触れた通り留学の費用がとても安いからです。

 

その金額は、カナダと比べると半額近くになります。

 

さらに、ただ安いだけでなく、フィジーの公用語の一つは英語なので、通学中だけでなく日常生活でも自然な英語を効率的に身につけることができます。

 

また、弊社では高校生からシニア留学まで、年齢に関係なくさまざまな留学プランをご用意しています。

 

気になる方は、ぜひ詳細についてお気軽にお問合せください。

 

【参考記事】:留学モデルプラン

②TOEIC500点を取得

語学留学を通して、まずは「TOEIC500点」を取得しましょう。

 

TOEIC500点は、英語学習者が最初に目指すスコアの目安です。

 

長らく英語学習から遠ざかっていた場合、ここまで到達するのは苦労するかもしれません。

 

しかし500点が取得できるということは、英語の基本的な文法や構文が身についているという証明になるため、諦めず勉強を続けてください。

 

またコープに参加するにあたって、TOEIC500点はギリギリのラインなので、余力があればさらに高いスコアを目指しましょう。

③カナダでコープ

入学試験をパスしたら、晴れてカナダのコープに参加します。

 

すでにフィジー留学で実践的な英語・英会話力を身につけているので、クラスメイトや学校の先生などとも自信を持ってコミュニケーションが取れるはずです。

 

最初は座学で自分の興味のある分野について「英語で」学び、その後にカナダ国内でインターンシップ先を探します。

 

忙しくも充実したコープ留学生活を送ってくださいね。

50代でもワーキングホリデー に近い「カナダのコープ」は実現可能

今回は、50代でワーキングホリデーに参加することはできるのか、その他の留学手段はないのかなどについて解説しました。

 

そしてご紹介した通り、50代ではワーキングホリデーに参加できませんが、それに近い制度である「カナダのコープ」に参加して海外滞在や就労をすることは可能です。

 

ある程度の英語力と高校卒業資格さえあれば、何歳であっても憧れの海外生活が実現するのです。

 

興味のある方は、ぜひ英語学習を再開してみてはいかがでしょうか。

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