ラグビーワールドカップ開催記念!ラグビーとフィジーの関係編
いよいよ開幕するラグビーワールドカップ。今年は日本開催ということで、日本でもラグビーに注目が集まっています。今回は、ラグビーとフィジーに関してご紹介します!
目次
そもそもラグビーとは?
五郎丸選手で話題になって以来、メディアの露出も増えたラグビーですが、まだまだ馴染みのない方も多いかと思います。
ラグビーは、楕円形のボールを奪い合い、相手陣地にボールを持ち込むトライもしくはH型のゴールにキックをして得点を競う競技です。(詳しいルール説明は日本ラグビーフットボール協会サイトをご参照ください。)
ラグビーは、1823年にイギリスのラグビー校におけるフットボールの試合で、ある選手がボールを持って走り出したのが伝説として有名ですが、実際は一つの源流から枝分かれしていったと言われています。
当時はフットボールという括りでサッカーとラグビーは明確に区別されていませんでしたが、1871年にラグビーがサッカーから分離する形で確立しました。 ちなみに、ボールが似ているので混同されやすいアメリカンフットボールとはルールも大きく違い、全くの別競技となっています。 そんなラグビーですが、実はルールによって2つに分けられます。
日本でよく言われているラグビーは正式には「ラグビーユニオン」といい、7人制と15人制があります。
今回のワールドカップは15人制なのでルール的にはラグビーユニオンとなります。
もう1つは「ラグビーリーグ」と言い、7人制と13人制があります。
「ラグビーユニオン」と「ラグビーリーグ」に大きな違いはありませんが、歴史的背景から「ラグビーリーグ」の方が試合の流れが早い設計になっているなど微妙な差があります。興味のある方はより詳しく調べてみてくださいね!
フィジーとラグビー
フィジーでは、イギリス統治という背景もあり、ラグビーが国技と言われるほど盛んです。
フィジー人は様々な場所でラグビーをしており、試合にも夢中です。筆者はホームステイをしていた際、ホストファミリーと日本戦を見て夜中にも関わらず大盛り上がりました笑 前述の通りフィジーではラグビーユニオンに則っており、7人制と15人制ラグビーの代表チームがあります。
中でも7人制ラグビーが強く、オリンピック種目として7人制ラグビーが初めて導入された2016年リオ・デ・ジャネイロオリンピックでは初代王者に輝きました! (ラグビーワールドカップ公式サイトより) 今回開催されるワールドカップでも2度決勝トーナメントに進んだ実績を持つなど、世界の中で強豪国としてその名を轟かせています。
そんなフィジーラグビー代表チームの愛称は「Flying Fijians」。その名の通り、フィジアン・マジックと言われる自由自在なパスワークと飛び回るような変幻自在の動きが有名です。 ドラマ「ノーサイド・ゲーム」で最後の試合、相手を翻弄して話題となった後ろ手のノールックパスなどを当たり前のようにします笑 そんなフィジー人の動きを支えているのは、「裸足の練習」です。
裸足の戦士
フィジーは、以前の記事でも紹介したように発展途上国です。消耗の激しいラグビーの用具一式をそろえるのは一般家庭には厳しいです。
高校の試合などでは、靴を持っている人の靴を出る人に貸して出場するなどしています。そんな彼らは、練習時は裸足で練習しています。裸足で大地を踏みしめることで強靭なフットワークを身につけ、それが靴を履いて試合をした時に最大限に発揮されるのです!
弊社が運営に関わり、日本人留学生を送り出しているBa Provincial Free Bird Institute(通称バプロ高校)では、日本で使わなくなったラグビーシューズを寄付しました。ですが、やはり試合以外は裸足でラグビーをする生徒が大半でした。
そんな、バプロ高校からもフィジー代表が生まれています。
今大会でも、裸足の戦士たちの活躍にぜひ注目してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか? 次回はワールドカップにフォーカスしてお伝えしたいと思います。 ラグビーワールドカップを楽しみましょう!