フィジーの元囚人がする人助けプロジェクト!

 

ブラ!インターンスタッフのKOTA です。

今日はあるフィジー人の男性について紹介したいと思います。
彼の名前はジョサテキ・ランバランバさんです。

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※写真左(紫の服)がジョサテキ・ランバランバさんです。
彼はフィジーで「サポートが必要な人たちを手助けする活動」をしています。
実は彼は元囚人なんです。
しかし、罪を犯してしまった後の彼の行動が素晴らしいんです。
彼はその後に自分の過ちを悔い自分も周りの人にも同じ過ちを犯させたくないと決心し、何か人の為になる事をしたいとWestern Disabeled People's Association
というラウトカにあるボランティア団体に所属しました。
そこの団体から約3年前に独立してPYGMIES (Providing Young Generations Movement
In Every Situation,ピグミーズ)というグループを組織しました。
このグループで彼は若い世代の人達をどんどん巻き込んで沢山のボランティア活動を行っています。                     

ここでピグミーズの活動の一部を紹介します。

ラウトカタウン周辺のホームレスを対象にしての炊き出し

毎週日曜日と隔週の木曜日にホームレスの方達に向けての炊き出しを行っています。
ジョサテキさんの奥さんがご飯を作ってそのご飯をホームレスの方達に届けます。
ある日の炊き出しに僕も参加してきました。
こんなにかわいい子もボランティアに参加しています。

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若い世代への仕事斡旋

ジョサテキさんはピグミーズのメンバーの若い世代に仕事の機会を与える為にいろいろな企業(Punjas, Fiji Sugar Corporationなど)に直接掛け合って雇用の機会を生んでいます。ピグミーズは近所のメンバーで構成されているのですが、リーダーであるジョサテキさんは尊敬の対象になっています。 ※Fiji Timesより引用。

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クマール3兄弟のサポート

フィジーのラウトカという地域に住んでいるクマール3兄弟。3兄弟全員、「筋ジストロフィー」という難病に侵されています。
筋ジストロフィーとは全身の筋肉が徐々に弱っていき最悪のケースでは死に至る難病です。
筋ジストロフィーの完治は現代の医療では難しく、病気の進行を遅らせることしかできないのです。ただ、その病気の進行を遅らせる為の治療もフィジーでは受ける事ができない為、治療費が比較的安いインドに行く事になりました。
 1人当たり1万フィジードル(約60万円)かかります。
このお金を集めるのにジョサテキさんはラウトカからフィジーの首都スバまでの約400キロを歩きながら事前に決めておいたポイントで募金を募り4,000フィジードル(24万円)を集めました。

その模様がフィジーのメディアによって伝えられた為に残りの6,000フィジードルはFaceBook を通じて募金が集まりました。そしてついに三兄弟の内の1人が無事にインドに旅立ちました。
インドに行ったは良いものの、効果的な治療は受ける事ができずにフィジーに帰国しました。こちらのクマール3兄弟についてはサポートの真っ只中です。
※Fiji Timesより引用

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片足を切断したフィジー人女性のサポート。

昨年、片足を切断したフィジー人女性のお家にお米、インスタントヌードル、小麦粉や砂糖などを持って訪問します。こういった食料品はピグミーズや彼らが所属している教会などから集められたお金です。            

フリーバードで開催したフリーマーケットで集められたお金も今回、食料品を買う為のお金の一部として使用されました。
その際の内容が2017年4月17日のフィジーの新聞、フィジータイムズでとりあげられました。英語の記事、是非お読みください。

 

Youth group reaches out to help diabetic patient

Monday, April 17, 2017

 

Second from left, PYGMIES Youth Group founderJo Labalaba with Freebird Institute tutors and Siteri Lewabobo in Banaras, Lautoka. Picture: REINAL CHAND

THE Pygmies (Providing Young Generations Movement In Every Situation) Youth Group embodied the spirit of Easter by helping a disabled woman and her family.

The Lautoka-based group joined hands with Free Bird Institute Japanese tutors to visit Siteri Lewabobo, 57, whose leg was amputated last year.

Pygmies Youth Group founder Josateki Labalaba said they were happy to work with like-minded organisations for a good cause.

"A lot people have seen and read our stories and we are grateful that they are coming forward to help us do our work for others," he said.

"The Japanese tutors came across one of our stories in The Fiji Times and they reached out to us.

"They requested we find someone that needed help."

He said Ms Lewabobo lived with relatives in Banaras in Lautoka.

"We know her family and her relatives have been taking care of her after she had her leg amputated.

"When we came across her case, we decided to also work with the Western Division Disabled Society in getting her wheelchair."

Ms Lewabobo's cousin Ilivasi Qoro said the family was grateful to the assistance provided by the youth group and their Japanese friends.

"It's not every day you come across good Samaritans and when you do all you can say is 'thank you'," he said.

"These young men have a bright future ahead of them if they continue to dedicate themselves to helping their neighbours."


以上で紹介したものはピグミーズの活動の一部分です。
この他にもピグミーズは人の為になる活動を数多くしています。
彼らの活動は連日フィジーの新聞やテレビで取り上げられているので少しずつ国民に知られつつあります。
そんなピグミーズの代表の方から活動に呼んで頂いているので、これからは学生さんをどんどん巻き込んでピグミーズの活動に参加して勢いをつけていきたいと思います。
また、日本人である僕たちがフィジーでこういった活動を行う事により他のフィジー人達も巻き込めるようになれば良いと思います。

 

lp