卒業生インタビュー☆
Bula
現地スタッフのNaoです
今回は、フィジー卒業生のインタビューをご紹介させて頂きます。
9か月のフィジー留学で、ラウトカ校のスクールリーダーを務め、ラウトカ市長に話を聞きに行った方です
フィジー留学、そしてその後の人生を充実させるためのコツが満載です!
それでは、お楽しみください
************************************
■フィジー留学前のお話をお伺いさせて下さい。
【フィジーを選んだ理由は何ですか?】
①
留学費用が安い
②
英語を勉強したい
③
途上国の生活を経験してみたい
この3つを同時に叶えられるところを探していたので、フィジーはピッタリでした。
【他の国に留学等の経験はありましたか?】
ありませんでした。フィジーが初めての留学です。
【フィジー留学前は何をされていましたか?】
普通の大学生でした。
授業に出て、サークルやバイトをしての毎日で、このままの「のらりくらり」の生活ではダメだ!、海外に行きたいと思っているだけじゃなくて実際に行かないとダメだ!、という危機感が募り、留学を決意しました。
【英語力はどのくらいでしたか?】
普通の大学生と同じくらいか、低いくらいです。
■フィジー留学中のお話をお伺いさせて下さい。
【ラウトカ市長との面会はいかがでしたか?】
以前から「人とは違うことをしたい」という気持ちがあり、特に「フィジーでしか出来ない事をしたい」と思っていました。
私は「人と会って話をする」という事がとても大切だと思っており、より影響力のある人と話をしてみたかったので面会を申し出ました。
また、たとえ断れても、「話を聞いておけば良かった」と後から後悔するよりは挑戦した方が良いと思いました。
会いに行ってみると秘書の人が普通に市長に取り次いでくれ、さすがフィジーだと思いました(笑)
「ナンディへ行く道の工事が延々として終わる気配がなかったので、それはなぜか?」「日本人をどう思うか?」など、市長に聞きたいことを率直に質問した記憶があります。
また、ラウトカ市にゴミのリサイクルシステム導入のために来ていたJICAの方も交えて、リサイクルに関しても話しました。
なかなかない機会なので、よい経験になりました。
【フィジーに来て驚いたことはありますか?】
フィジー人とインド人の文化の違いです。
普段の生活から政治に至るまで、バックグラウンドの異なる人種同士が1つの国で暮らしていくのは大変だと感じました。
これは、日本にいてはなかなか気付けないことでした。
【英語はどのように勉強していましたか?】
授業中は分からない事は積極的に質問するようにしていました。
あとは、とにかく色んな人と英語を喋りました!
放課後はTOEICのリーディング問題を解いたり、ラジオを聞いて自主勉もしました。
【英語力の伸びはいかがでしたか?】
格段に伸びたのを実感しました。
留学前のTOEICは480点くらいでしたが、フィジー留学2ヶ月で680点、9ヶ月後の留学生活終了時点では845点になりました!
約365点もスコアが上がり、とても嬉しかったです!
【ホームステイはいかがでしたか?】
非常に良くしてもらいました。
しかし自分は当たり前のように飲みに行ったり映画を見に行ったりしたが、現地の人からすれば贅沢な生活をしていたと思います。
お金に対する感覚の違いから、ホストファミリーに申し訳ない気持ちになることはありました。
【フィジーで楽しかった思い出は何ですか?】
仲間とレンタカーを借りてビチレブ島一周の旅をした事です!
個性的で雰囲気が異なる町や村が沢山ありました。
島の西側は結構発展していますが、東側から北側にかけて道路が舗装されておらず、橋は木製で驚きました。首都のスバは空港のあるナンディとも雰囲気が違い、色んな人種がいたように感じました。
フィジーは四国より小さい国なのに、すごく多様性に富んでいました。
【フィジー留学で学んだことは何ですか?】
沢山ありますが、主に以下のことです。
①
家族を含め、日本の良さを再確認した。
②
英語は場所によって千差万別だが、意思疎通のツールとしてはやはり必須である。
③
英語を話せても、中身(自分の能力や経験、世の中の物事に対する意見等)が無ければ意味が無い。
④
留学生には色々なバックグラウンドを持った人がいる。大学卒業→就職という進路だけが正解ではないというのを知ったので、自分の将来に関しても広い視野を持って考える事が出来た。
■フィジー留学後のお話をお伺いさせて下さい。
【現在は何をされていますか?】
フィジー留学、ニュージーランドでのワーキングホリデーを経て、都内の建設会社に就職しました。
入社の志望動機は、「途上国を含む海外でのインフラ整備に貢献したかったから」です。
フィジー留学が志望動機のきっかけになりました。
フィジー留学が無ければ今の会社にも入る事はできなかったと思います。
また、フィジー留学の実績がかわれ、今年の11月から4カ月スリランカに研修に行くことになりました。すごく楽しみです!
【今後はどんなことしたいですか?】
まずは今の会社でしっかり働き、将来は海外支店で働きたいと思っています。
プライベートでは、世界の色々なところに行きたいです。
【フィジー留学の友達と、今でも交流ありますか?】
半年に一度ですが、同時期に留学していたメンバーと懇親会があります。
【留学→ワーホリを通し、自分が変わったと思うことはどんなことですか?】
いくら英語を話せるようになっても、あくまで英語はツールです。
自分の中身を磨く事が非常に大切だと思いますので、常に知見を広める努力を怠らないようになりました。
性格は、「留学前よりも一生懸命になったね」とよく言われます。
フィジー人は政治や経済的な理由で我々のように当たり前に海外に行ったり、勉強する事が出来ません。
また、ニュージーランドでも、日本人である私はすぐにビザが発給されましたが、シェアハウスに一緒に住んでいたベトナム人はビザが発給されず、働く事さえ出来ていませんでした。
このように、「日本人というだけで恵まれている」という事を海外で知ったので、「そのチャンスを棒に振るのは他国の人達に顔向けできない」という想いがあり、自分が変われたのだと思います。
【最後に、フィジー留学を考えている方にメッセージをお願いします。】
留学を実りあるものにするのも、つまらないものにするのも、「自分次第」です。
自分次第でどんどん道は開けますし、楽しくなります。
フィジーはそういった実りある経験をするための舞台が整っていますので、精一杯頑張ってください!!