Pray for Japan ~同じ島国として伝えたい想い~
Bula
インターンスタッフのKeniです
今日は、一人の学生の活動について紹介します。
先週、この学生は僕にこう尋ねてきました。
「3月11日に学校で黙祷をさせてくれませんか?
そして、東日本大震災の事をフィジー人に伝えさせてくだいませんか?」
尋ねてきた彼女の名前はNamie
福島の大学に通っている女子大生です。
日本では、東日本大震災のボランティアを行っており
いまだに続く風評被害をなくしたいという気持ちと
同じ島国のFijiにも、津波の恐ろしさを伝えたいという気持ちから
Fijiで、東日本大震災について教える活動をする事に至ったそうです。
その事を、フィジー人の校長先生に話すと
「日曜日に教会で、東日本大震災の被災者に
お祈りをするからきなさい。」
という風に、言っていくださり
教会に来た人に東日本大震災の説明をして、お祈りをしてくださいました。
そして、次の日の月曜日は
お昼の時間に副校長先生がホールに先生と学生を集め
お祈りをして、チャーチソングを歌ってくれました。
その後Namieは皆の前に経ち
7年経った被災地の現状などについて話してくれました。
この日に向けて、Namieは震災の写真と英語での説明文を作成して
教会にくるフィジー人や、学校の先生に説明をしていました。
写真が貼られたホールでは、
多くの学生や、先生が足を止めて写真を見ている様子が伺えました。
また、Free Massageと書かれた紙には
学生だけではなく、フィジー人の先生もメッセージを書いていました。
今回のNamieの活動のおかげで
震災について思い出す事が、たくさんありました。
また、震災の被害が完全に修復した訳ではなく
まだ、多くの被災者が困っている状況にある事も知りました。
今後もNamieの活動が広がり
被災地の正しい情報が多くの人に伝わる事を願っています。