釣り初心者にもおすすめ!フィジー語学留学中に行ける、海での魚釣りを紹介

フィジー基本情報
生活

こんにちは、フィジー留学に来たら、そのままコロナの影響で閉じ込められていたミドリです(→先日帰国できました!)。「ナマカ」と「ラウトカ」の2つある語学学校のキャンパスのうち、ラウトカの方に滞在していました。

フィジーを留学先に選んだ理由の一つが釣りです。この楽しさを知らないのはもったいない!ということで、釣りをしたことがない友人たちも誘ってみたところ、思いの外好評だったので、釣りについてご紹介します。

フィジーには外国人観光客を対象とした様々なアクティビティがあり、その中にも釣りはありますが、今回はそれとはちょっと違う、ローカルのフィジー人も楽しむ釣りについてです。

フィジーで釣れる魚や費用

南太平洋に浮かぶフィジーには、日本では見たこともないような熱帯魚がたくさん泳いでいます。

外国人観光客向けの釣り船は高額ですが、ローカルの人々も行く船は非常に安価で気軽に遊びに行くことができます。

カラフルな熱帯魚が釣れる

釣りは小さな漁船で行きます。キャプテンが連れて行ってくれるのは、サンゴ礁の上。透き通った青い海の中を、たくさんの魚が泳いて行くのが見えます。

そんなフィジーでよく釣れる魚は、ヤシャベラ、アカテンモチノウオ、ハタの仲間です...といってもわからないですよね。
文章では伝わらないので、こちらをご覧ください。

見た目に鮮やかなだけではなく、白身で美味しい魚が多いです。
釣れたら持ち帰って調理してみましょう!

釣りは激安!アクティビティや日本と比較

フィジーで釣りに行く場合、船賃は $20~30 ほど。日本円にすると1,000~1,500円です(2020年7月現在、1フィジードル≒50円)。

学生に人気の離島、ビーチコンバは1日約$130(約7,000円相当)。釣り船でもビーチコンバの近くまで行くことができるので、安さがわかるかと思います。

日本で船釣りをする場合も一人1日10,000円ほどはします。フィジーで10,000円あったら6~10回は釣りに行けますね。

フィジーで釣りに行く方法

外国人観光客向けの釣り船は、パンフレットがあったりツアーが組まれているので見つけやすいです。一方、ローカルの釣りはそんなものは一切ありません。では、ローカルの釣りはどのように行くのでしょうか?

ボートキャプテンや漁師さんと交渉する

いつもお世話になっているキャプテンに連絡して、日時や人数を交渉します。ときには語学学校のドミトリーママ(寮母さん)やセキュリティ(警備員さん)が誘ってくれることもあります。大抵は土曜の朝から丸一日、または半日の釣行です。

ボートはキャプテンも入れて8人乗りです。6~7人集めれば行けますし、もし人が集まらなくても、ローカルの人に混ぜてもらうことができます。

そのほかにも、漁港に行って漁師さんと交渉するという方法があります。語学学校の近くのラウトカの漁港には、フィッシュマーケットも併設されています。マーケットが開いている時間には、魚を売るため漁師さんたちが集まってきます。話しかけて「釣りに行きたい」と言うと、乗ってくる人が多いです。キャプテンによって、連れていってくれる場所が違うのがおもしろいですね。

マーケットが開いている時間はこちら。

うまく交渉できれば、学校が終わった放課後に漁港に行って、そのまま2-3時間釣りをするなんてこともできます。

釣り具を準備する

さて、釣りに行くには釣具を準備しなければなりません。

釣り具はラウトカの工具屋さんで手に入りますが、ナンディには釣り具屋さんがあり、そちらの方が品揃えは充実しています。

 

フィジーでは、釣竿を使った釣りは一般的ではありません。丸い輪っかのようなものに、釣り糸(ライン)を巻いて使うのが普通です。中にはペットボトルに釣り糸を巻いている人も。

 

 

釣具店で買うものはこちらです。

オモリと針は、何個かなくすことを想定して買っておきます。

  • 釣り糸を巻く輪っか(既にラインも針もセットされたものがナンディに売っています。初心者はこれを買いましょう。)
  • オモリ(ボール状で中に穴が開いたものか、板状のもの)
  • 釣り針(小さめのものがおすすめ)

遮るものがない海の上なので、帽子や日焼け止めもお忘れなく。リゾートではスタッフが世話を焼いてくれますが、ローカルの釣り船なので、飲み物やおやつなども持参します。

魚を持ち帰る場合はバケツか保冷容器を用意します。ローカルの人たちはバケツで持ち帰っていますが、刺身にしたり鮮度を保ちたいなら保冷容器は必須です。発泡スチロールの箱は$20くらいから、クーラーボックスは$60くらいから、スーパーや雑貨屋さんで売っています。シェアしたらそんなに高くないはずです。

その他持ち物一覧

  • 帽子
  • ハサミ(釣り糸を切る)
  • 水 1.5L以上
  • ジュース
  • おやつ
  • 水着(暑い時は海に飛び込めます)
  • バケツ
  • 保冷容器
  • ナイフ(魚を締めたり捌いたりする)
  • 釣り経験者1人

汗で大量の電解質が出て行ってしまうので、ジュースを持って行くことをおすすめします。スポーツドリンクがあれば良いのですが、フィジーではあまり見かけません。

釣り針にどうやって釣り糸を結ぶか。普通の結び方と違うので、釣り経験者1人いると心強いです。釣り経験者がいたとしても、結び方は予習しておいた方が良いでしょう。YouTubeでもたくさん見つかります。

サンゴ礁の海へ釣りに出発!

ラウトカ港に集合して、ボートで釣りに出かけます。

 

お金はキャプテンによって、前払いと後払いがあります。聞いてみましょう。

 

基本的には早朝が一番釣れる時間帯なので、キャプテンと交渉して朝早く出られるようにすると良いです。なお、早朝はタクシーがつかまりにくいので、漁港までタクシーで行く場合は時間に余裕をもった方が良いです。

 

ボートに乗ったら、キャプテンが沖にあるサンゴ礁の上まで連れて行ってくれます。

釣り針に餌をつけ、海底まで落としてから一巻きふた巻き分くらい浮かせると、良く釣れます。釣竿ではなく手釣りなので、魚がツンツンと餌をつつくのが、直に釣り糸から伝わってきます。

お昼頃は暑いので、水着を着ていって泳ぐのも楽しいですよ。シュノーケリングの道具を持って行くと、それまで釣っていたのと同じ種類の魚も観察できます。

釣りに行った学生の声

実際に一緒に釣りに行った学生たちの声を聞いてみました。

ボートの上で刺身を食べた

Sさんの感想です。

 

海が綺麗すぎて感動した
紐で魚釣れて驚いた
キャプテンはいつも助けてくれた
魚触れるようになった
初めて船上でお魚食べた
時間が経つのがあっという間
焦げた

一番好きなのはイカ!

 

焦げた、というのは、日焼け止めをちゃんと塗れておらず、盛大に日焼けしてしまったということです。(日焼け止めは、ドラッグストアや外国人観光客向けの土産店などに売っています)

最初は魚を釣っただけでみんな叫んで慌てて大騒ぎでしたが、回を重ねるごとに徐々に上達していきました。釣り糸を結べるようになり、魚を針から外せるようになり、捌けるまでになりました。3回も行くと、みんな無言でもくもくと魚を釣るようになります。

ちなみに、魚自体はフィッシュマーケットでも購入できますが、いかんせん鮮度が怪しいのが難点です。刺身を食べたいなら、ほぼ「釣り」の一択でしょう。

感動しすぎてイカ屋さんになりたいくらい

イカがお気に入りのMさんの感想です。

 

魚捌けるようになって自分がこんなに魚を捌くのが好きやったのがわかったよー!

あと船の上で天日干しされながら捌いて食べるのって都会では絶対経験できなかったことですっごく楽しかったなぁ。

イカはねー、今までで1番捌いたよね!イカ屋さんできるぐらい🦑

あのきれいなアオリイカの色ってさ、日本の汚い海やとあんなに綺麗な色だったってわからんかったけど、フィジーの綺麗な海の色の中でアオリイカの集団みた時にめっちゃ感動しなかった?

あんなに綺麗な色してたんだってなったし、ディズニーのシングしってる?あれにでてくるイカみたいで綺麗くて感動しまくってたよー!

実はイカ生で食べるのあんまり好きじゃなかったけどあのイカはめっちゃ美味しかった!海の上だったからかな?笑

イカ屋さんは将来したいなぁ笑

 

イカが人気ですね(笑)。
鱗も骨もなくて捌きやすい、そして美味しいです。

釣りも楽しいけれど、釣ったイカや魚をその場で食べられるのが好きだという学生さんも多そうです。過去には釣り具を全て忘れて箸だけ持って来たなんて人もいました。

 

フィジーで釣れるイカは、アオリイカという種類です。同じ種類のイカが日本にもいますが、透き通る海で育った生きたイカを間近に見られるも、船釣りの楽しみの一つなのかもしれません。

胴が15cmほどの若いイカは警戒心が薄く、手で触れるのではないかというほどボートの近くに来ます。イカ専用の「エギ」と呼ばれるルアーでなくても、適当なルアーを浮かべておくだけで、ルアーを掴みに来ます。

まとめ

短期の滞在の方にももちろんおすすめなのですが、特に釣りをおすすめしたいのが長期滞在の学生さんです。

長期滞在の場合、初めの1-2ヶ月でアクティビティは一通り経験してしまうと思います。
季節によって、天候によって、場所によっても釣れる魚は違います。何回行ってもフィジーの海は違う表情を見せてくれ、飽きることがありません。加えて、ボートフィッシングは安価で食料も調達できますし、ローカルの人々と一緒に行けば英語の練習にもなります

。 一石2鳥、3鳥にもなる釣り、いちどチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

タグ: 生活

カテゴリー

タグ