水道水は飲めるの?フィジー留学の気になる水回り事情
海外生活を送るにあたり、不安なことって沢山ありますよね。特に、「水」は飲んだり、顔を洗ったり、歯を磨いたり、シャワーを浴びたり、洗濯をしたり…と、私たちの生活には欠かせません。日本では綺麗な水が24時間自由に使える環境にいる分、異国の地での水回り環境は気になります。そこで、今回は、フィジー生活での水回り情報をお届けします!
目次
フィジーの水道水は飲めるの?
まずは、飲料水についてです。日本では水道をひねれば水が飲めますが、フィジーではどうでしょうか?
実は、フィジーの水道水も飲めるんです!!しかも、その安全性は2020年2月にWHO(世界保健機関)のガイドラインによって保証されており、実際に現地インターン生も飲んでいます。
ただ、フィジーの人からすると、水道水の味は “an acquired taste” つまり、「慣れれば大丈夫だけど初めての人には苦手な味」だそうです。
また、現地インターン生によると、フィジーの水道水は少し黄味がかっている気もしますが、飲むには問題ないそう。 フィジーの水道水には好き嫌いがあるので、無理な人は飲料水を購入した方が良さそうですね!飲む前に水道水を煮沸するのも良いかも知れません!
Nadi や Suva などの主要都市部ではこのように安全な水道水が飲めますが、都市部以外では、貯水タンクが使用されている場合があるため、水道水を飲むのは危険です。また、場所に関係なくシャワーの水も安全ではないので、口を閉じながら浴びるようにしましょう。 日本と同じとは考えず、必ず現地の人に水道水を飲んでも大丈夫か確認するようにしましょう!
フィジーでは温かいお風呂に入れるの?
次にお風呂についてです。日本ではシャワーの他に湯船に浸かるのが一般的ですが、フィジーではどうでしょうか? まず、フィジーには湯船に浸かる文化はありません。そのため、フィジー 滞在中は基本的にはシャワーのみで済ませます。
また、家庭によっても異なりますが、フィジーのシャワーの仕組みは電気給湯器の他に太陽光発電でお湯を沸かしていることもあるため、十分に発電されていない場合、夜遅い時間になると、冷たい水でシャワーを浴びるハメに…なんてことも。
さらに、ドミトリーの場合、シャワーの順番が後になればなるほど冷たいシャワーに当たる確率が上がります。
ちなみに、現地インターン生の話では、フィジーの水道水の水質は日本の水と似ているため、シャワーを浴びても髪の毛がパサパサになることはないそうです! 日本の温かいお風呂に慣れているとびっくりするかも知れませんが、現地の人からすると案外普通なのかも知れませんね。
フィジーではどうやって洗濯しているの?
続いて、洗濯についてです。日本ではほぼ毎日洗濯機を回して服の洗濯をするのが一般的ですが、フィジーではどうでしょうか?
フィジーの家庭でも洗濯機を使用していますが、二槽式洗濯機を使う家もあれば、全自動洗濯機を使う家もあり、家庭によってまちまちです。また、そもそも洗濯機がなく手洗いをしているという家庭もあります。
現地インターン生の話では、洗濯機があっても手洗いをしているという人も少なくありません。特に、下着やおしゃれ着などは洗濯機で洗うとボロボロになってしまうかもしれないので、念のため手洗いをお勧めします。
日本ではめんどくさくて手洗い洗濯はあまりしないという人も、フィジー渡航を機に挑戦してみてはいかがしょうか?
フィジーのトイレはどんな感じ?
最後に、トイレについてです。日本のトイレにはトイレットペーパーが常備され、簡単に水を流せますが、フィジーではどうでしょうか?
まず、フィジーのトイレは日本の洋式トイレとほぼ変わりません!日本よりも性能は劣りますが、あまり不便な点はないです。
また、途上国ではトイレットペーパーをトイレに流せないということがよくありますが、フィジーではそのまま流しても平気です!
ただ、家庭のトイレにはトイレットペーパーが常備されているところが多いですが、公共のトイレには常備されているとは限りません!ティッシュペーパーを必ず持ち歩くようにしましょう!
トイレは毎日必ず使う場所なので、日本とほとんど変わらない環境というのは嬉しいですね!
断水に注意!!
ここまでフィジー生活における水回りについて紹介してきましたが、もう1つ「水」関連で注意して欲しいことがあります。
それは断水です
。 フィジーは日本のように水道水が飲めても、インフラはまだまだ頑丈ではありません。そのため、ときには断水が起こることも。断水の理由は、サイクロンや停電、学生が遊んでいて水道管を破壊してしまった…など様々ですが、断水中は蛇口から水が全く出ず。あらかじめ貯めておいた水しか使えなくなります
。 そのため、バケツや空いたペットボトルなどに水を貯めておくほか、数日分の飲料水も常備しておくと良いでしょう。 断水は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、備あれば憂いなしです!前もって対策をしていれば大丈夫!
まとめ
日本と比較すると、フィジーでの生活は、利便性という面では劣るかもしれません。しかし、ゆったりとした暮らしができるのはフィジー生活の魅力のひとつです。 初めは慣れないことも多いかもしれませんが、帰国直前には今回紹介したもの全てがあなたの新しい「当たり前」になっているかもしれませんよ!
参考
「Tap water in Fiji safe to drink as it conforms to WHO guidelines」
「How to Stay Healthy While Traveling in Fiji」