留学から帰国したらどうすればいい?留学前と帰国後にやること

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留学を検討している社会人は、帰国後の生活や仕事に不安を持つ人も多いのではないでしょうか?

「留学に向けて思い切って退職を検討しているが、帰国後の転職・就職が不安...」

「時間とお金を使って留学へ行ったのに、語学力が伸びなかったらどうしよう」

上記のような帰国後の不安を減らすには、留学前や留学中から帰国後のビジョンを持って過ごすことが大切です。

そこで本記事では、帰国後の不安をなくすためのポイントや、帰国後の就職・転職のためにやるべきことを紹介します。

留学帰国後のよくある悩み

まずは、留学帰国後によくある悩みを見てみましょう。

帰国後の悩みの例:

  • 就職先・転職先が決まらない
  • 希望通りの転職先が見つからなかった
  • 英語力の伸びが悪い
  • 逆ホームシック
  • 恋人や友達と話が合わない など
なかでも「仕事が決まらない」「転職活動が進まない」という悩みは深刻です。

上記のような帰国後の悩みがあることを踏まえ、ぜひ皆さんは留学前・留学中から対処法を考えておくようにしてください。

前提:留学前から帰国後のビジョンを持つことが大切!

帰国後に対する不安・心配な気持ちを抑えるためには、大前提として留学前の準備が大切です。

特に「帰国後の就職・転職に対する不安」が大きい人は、後先を考えずに勢いで留学に行ってしまうと、留学中の行動が遅れる原因となります。

帰国後のビジョンが決まっていれば、「帰国後の目標を達成するために足りないものは何か」「どのような経験が必要か」を考え、留学プランややるべきことを検討できます。

「留学をすれば何とかなるだろう」というあいまいな目的で留学に行ってしまうのが、最も危険です。

帰国後の生活や仕事に対して漠然とした不安を抱く前に、まずはじっくりと帰国後のビジョンや留学の目的を検討してみましょう。

留学帰国後の就職・転職のビジョン

ここからは以下のパターンに分けて、帰国後の就職・転職に関するポイントや注意点を紹介します。

  • 大学卒業後、留学へ行く場合
  • 勤め先を退職して留学へいく場合
  • 卒業後に短期アルバイト等をしてから留学へ行く場合

卒業後に留学へ行く場合

大学卒業後すぐに長期留学やワーホリへ行く場合、社会人経験が十分ではありません。

そのため帰国後の就職では、留学だけでなく大学時代のエピソードが重要となります。

「なぜ卒業してすぐ留学に行ったのか」「留学で何を得られたのか」を英語力以外の観点にも触れつつアピールするのが望ましいでしょう。

なお、卒業後2年以内の人なら新卒向けの求人にも応募できます。

ただ、応募者のほとんどは卒業予定の大学生なので、応募条件や就職時期がそちらに合わせられていることが多いです。新卒向けだけでなく既卒向けの求人情報も探してみるとよいでしょう。

勤め先を退職して留学へ行く場合

一定年数のキャリアがあれば、帰国後も同じ職種・条件での再就職は可能です。

しかし、キャリアアップや年収アップ、異業種への転職を希望する場合は、それなりのレベルの高いスキルが求められ、英語力だけでは評価されない傾向です。

帰国後の転職活動では、社会人経験があるからこその着眼点や留学が自分にとって必要であった明確な理由をアピールできるようにしましょう。

卒業後に短期間のアルバイト等をしてから留学へ行く場合

大学卒業後そのまま留学へ行くのではなく、数か月〜1年ほどアルバイトや仕事をしてから留学に行く人もいるでしょう。

この場合、就労期間が短く社会人としての経験も浅いため、帰国後の就職のためには留学の目的や熱意を明確に伝える必要があります。

「なぜ留学に行ったのか」「留学でどのようなスキルを身につけたか」を答えられることが、留学後の就職を左右するポイントでしょう。

 

※参考記事:​​アラサー留学でよくある失敗の例。失敗を防ぐためにできることは?

※参考記事:30歳で留学は遅いの?明確な目的があれば「遅い」など関係なし!

帰国後の就職に向けて留学帰国前〜後にやるべきこと

留学中は、帰国後の自分やビジョンを見据えながら行動することが重要です。

ここからは留学帰国後に向けて、帰国直前〜帰国後にやるべきことを紹介します。

  • 帰国の1~2か月前に求人サイトに登録する
  • 帰国後、すぐに日本の携帯番号を復活させる
  • 可能であれば就職希望地から近い住所に住む
  • 英語力の証明は、TOEIC/TOEFL/IELTSなどのスコアを取得する

帰国の1~2か月前に求人サイトに登録する

帰国する数か月前には、求人サイト、または転職エージェントに登録しましょう。

求人サイトには、新卒向けや既卒向け、20〜30代の若手向けなどさまざまなサービスがあるので、自分のニーズに合ったものを選んでみてください。

留学中に履歴書、職務経歴書を作っておけば、帰国後の就職活動もスムーズに進められるでしょう。

また、転職エージェントに在籍するアドバイザーと、ZOOMなどでキャリア面談をするのもおすすめです。

留学の記憶が新しいうちにカウンセリングを受けることで、留学でのエピソードやアピールポイントが出やすく、その内容をもとにアドバイザーが履歴書の添削や面接のアドバイスをしてくれます。

ぜひ求人サイトや転職エージェントのサービスも活用してください。

帰国後、すぐに日本の携帯番号を復活させる

留学期間が長いと、日本の携帯電話の契約を休止・解約するケースも多いでしょう。

帰国後の就職活動をスムーズに進めるためにも、すぐに日本の携帯番号を復活させてください。

連絡を取れる状態にしておけば、企業からの連絡もすぐに受けられます。

就職活動がしやすい生活スタイルへと整える

就職活動や転職活動に専念するためにも、帰国後はまず生活スタイルを整えましょう。

生活が落ち着くまでは実家で過ごして就職活動を進めるのも良いですし、希望勤務地に近い場所のアパートを借りて生活するのも良いでしょう。

最近は、ZOOMなどのオンラインツールを用いた採用面接も増えており、転職活動の手軽さがアップしています。

ただし、希望する職場が遠方だと採用後に引っ越す必要も出てくるため、職場の場所については慎重に検討しましょう。

英語力の証明は、TOEIC/TOEFL/IELTSなどのスコアを取得する

帰国後はTOEIC/TOEFL/IELTSなどのスコア取得をおすすめします。

遅くとも帰国後、できれば留学中に取得し、履歴書に書いてアピールできる状態にしておくと、採用企業の目に留まりやすいです。

留学中に取得できなかった場合は、帰国後なるべく最短でスコアを取るようにしましょう。

とりわけ転職の場合は、転職者に求められる英語力や経験のレベルが高い傾向です。

日本企業は英語力の有無を見るのにTOEICを採用している企業が多いので、TOEICで700〜800点を目安に取得すると良いでしょう。

 

※参考記事:ぶっちゃけ、TOEICは何点からすごい?目指すべきスコアとは

※参考記事:TOEICは転職に有利?必要なスコアの目安と評価

帰国後、自信を持つために、前準備をしっかりと

留学帰国後に対する不安な気持ちは、留学前の準備や留学中の行動によって大きく左右されます。

あいまいな気持ちで留学に行ってしまうと、「英語力は上がったのか」「海外の友達がたくさんできたか?」などと振り返ったときに、自信が持てない人が多い傾向です。

留学中の計画を固めすぎるのもよくないですが、「留学で何を達成したいか」「どんな自分になりたいか」をじっくり検討した上で渡航するようにしましょう。

そうすれば留学中の行動も明確になり、帰国後に良いスタートダッシュができるようになります。

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