社会人が留学で使える奨学金4選!教育ローンとの違いも解説

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1年間で300万円ほどの費用がかかると言われる「海外留学」。

社会人で留学をするにあたって、留学費用の負担を心配している方も多いのではないでしょうか?

留学先での学習・生活に集中するためにも、できる限りお金の不安をなくした上で渡航したいですよね。

費用の負担を軽減する方法の1つに、奨学金の活用があります。

本記事では、社会人が留学で利用できる奨学金4選と、奨学金を利用する際の注意点について解説します。

できるだけ安く・費用の負担を抑えて留学に行きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

社会人が留学で利用できる奨学金は少ない【結論】

社会人が利用できる奨学金は、学生と比べて少ないのが現状です。

英語能力や成績、最終学歴、年齢など応募条件も厳しく、そもそも応募できる対象者となれないケースも多々あります。

社会人が利用できる奨学金は限られてしまうので、「全員が必ず利用できるものではない」と認識しておきましょう。

 

奨学金と教育ローンの違いとは

費用負担を減らす方法には、奨学金と教育ローンがあります。

ここからは、奨学金と教育ローンの違いを解説します。

 

奨学金の特徴

奨学金とは、経済的な理由で学費の支払いができない人を対象に、学費の貸付、または付与を行う制度です。

奨学金には、全額返済する「貸与型」と、返済しなくて良い「給付型」の2種類があります。

教育ローンとの大きな違いは、貸与型の奨学金では学生本人が借りて学生本人が返済するという点です。

また、応募にあたって語学力や成績などの条件も設定されているため、必ず奨学金が受け取れるとは限りません。

 

教育ローンの特徴

教育ローンとは、教育資金・留学資金を目的にお金を借り、返済が義務付けられている制度です。

奨学金とは異なる点は、教育ローンでは教育を受ける学生の扶養者(親)が借り、扶養者が返済するということ。

また、奨学金のように応募条件や審査が厳しくなく、幅広い目的に対応できるという特徴があります。

しかし、教育ローンは国内の教育を中心としており、留学ローンとして利用できない場合もあるため、事前の確認が必要です。

 

社会人の留学で使える奨学金4選

ここでは、 社会人の留学で使える給付型の奨学金4選を紹介します。

それぞれの奨学金によって対象者や条件、借りられる金額が異なるので、各制度を細かくチェックしてみてください。

 

日本学生支援機構

引用:日本学生支援機構

日本学生支援機構は、海外の大学・大学院への進学を目指す人を対象に奨学金を提供しています。

日本学生支援機構では給付型と貸与型それぞれの奨学金を提供していますが、以下の表は給付型奨学金の詳細です。

対象者学士号を取得している者
年齢修士課程:35歳未満
博士課程:40歳未満
必要な英語力TOEFL iBT 95点、またはIELTS 6.5
給付額月額89,000円〜148,000円
支援期間2〜3年

※2022年度奨学金の情報です。

 

伊藤国際教育交流財団

引用:伊藤国際教育交流財団

伊藤国際教育交流財団では、日本から海外の大学院へ進学する人向けに給付型奨学金を提供しています。

生活費や往復旅費など、留学で必要な費用全てを受け取ることが可能です。

奨学生は毎年10名程度と狭き門ですが、徐々に奨学生の数を増やしています。

対象者無職者(休職者・現職への復職予定者もNG)で大学院修士課程に入学予定の者
年齢29歳以下が望ましい
※30歳以上の人は「今、留学を希望する理由」の提出が必要
必要な英語力記載なし
給付額月額1,500~2,000USドル相当の円貨
支援期間2年以内

※2022年度奨学金の情報です。

 

エラスムス・プラス

引用:エラスムス・プラス

エラスムス・プラスは、欧州連合(EU)が提供している留学支援機構です。

日本人を含む世界中の大学生、博士号候補者、大学職員を対象にした奨学金を提供しています。

奨学金では授業料や渡航・転入費用、生活費、保険料なども支給され、手厚い支援が受けられるのが特徴です。

対象者学士号を取得している者
年齢記載なし
必要な英語力プログラムによって異なる
給付額最大25,000ユーロ
支援期間2年以内

※2022年度奨学生の情報です。

 

フルブライト奨学金

引用:フルブライト奨学金

フルブライト奨学金は、日米の教育者・研究者など専門家の育成を目的とした奨学金制度です。

アメリカの大学院へ進学する人を対象にしており、旅費や滞在費、授業料などが給付されます。

フルブライト奨学金制度を利用する場合、「政府スポンサーの交流訪問者」の査証でアメリカに入国するため、帰国後2年間の自国滞在義務があります。

対象者社会人として培った経験・知識を大学院レベルの勉強に生かすことのできる学士号取得者
年齢記載なし
必要な英語力米国で支障なく学術活動が行えるだけの充分な英語能力がある
※プログラムによって異なる
給付額1年目の授業料は上限40,000USドル
2年目は生活費を含め上限25,000ドル
支援期間原則2年

※2021年度奨学生の情報です。

 

奨学金へ応募する時の注意点

奨学金へ応募する際には、以下3つのポイントに注意してください。

・可能な限り早く動く

・どの国、どの学校で利用可能かを確認

・必ずしも利用できるとは限らない

それでは1つずつ詳しく説明します。

 

可能な限り早く動く

奨学金へ応募する際には、可能な限り早めに準備を進めるようにしてください。

奨学金の申請には応募期間があり、通年で申し込みできる制度はほとんどありません。

また、英語力などの応募条件もあるので、事前にTOEFLやIELTSといった検定を受験する必要もあります。

 

どの国・どの学校で利用可能かを確認

奨学金によっては、対象となる留学先の国や学校が指定されている場合もあります。

もし特定の国・学校に行きたいという希望があるのなら、事前に確認が必要でしょう。

検討している奨学金制度が「どの国・どの学校で利用できるか」「自身に留学先の選択権はあるのか」を確認するようにしてください。

 

必ずしも利用できるとは限らない

奨学金は応募者が多く、倍率も高いため、利用できる人はどうしても限られます。

また、奨学金を申し込む上で「学士号を取得している」「現在無職である」といった条件もあるので、そもそも応募対象に入らないケースもあります。

奨学金は必ず利用できるものではないということを頭に入れておきましょう。

 

フィジーでの語学留学は、奨学金を使わずに安価で行ける

留学費用の負担を減らす方法は、奨学金を利用するだけではありません。

“留学費用が安く済む国”へ留学に行く方法もおすすめです!

世界幸福度No.1の国として有名な「フィジー」であれば、奨学金を使わずに安価で留学に行くことができます。

 

3ヶ月の留学費用がアメリカの3分の1

留学費用は国や学校によって大きく異なりますが、フィジーであればアメリカの3分の1で済みます!

ほかの国と比較しても、フィジーの留学費用の安さは圧倒的です。

このように、留学費用を抑えて負担なく留学に挑戦できるのが、フィジー留学の大きな魅力です。

【参考記事】:【2021年版】留学費用が安い国を厳選して紹介!格安で行く方法も解説

 

物価が安い

フィジーは留学費用だけでなく、物価が安い点もポイント。

たとえ留学費用が安くても、現地での生活費が高くついてしまえば、金銭面が不安になってしまいますよね。

フィジーでは、食費や滞在費、休日の観光費など全てが安く収まるので、費用の心配をせずに留学に集中できます。

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まとめ:社会人留学で奨学金を利用するなら早めに行動

社会人留学で利用できる奨学金は、どうしても数が限られてしまいます。

奨学金に応募するには、各団体が設けた条件を通過する必要があるので、早め早めの行動が肝心です。

あらかじめ自分が対象となる奨学金の目星をつけておき、早めに英語学習や検定の受験などの準備を進めましょう。

留学費用の負担を減らす方法は、奨学金の利用だけではありません!

格安で留学に行きたいのであれば、留学費用と物価の安い「フィジー」での留学もおすすめです。

留学費用が抑えたい人は、ぜひフィジー留学も検討してみてください。

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