大人が英語の勉強はもう遅い?英語のやり直しは1〜2年必要!
「子供の方が英語の習得は早い」なんて話は聞いたことがあるかもしれません。
では、大人は英語を学んでも意味がないのか?というと、そんなことは全くありません。
【大人が英語の勉強をする目的】
- 英語に苦手意識を持っている
- 資格試験で必要
- 新しい世界を見てみたい
- ワーホリに行きたい...
上記のように英語を学ぶ目的は人それぞれ異なると思います。
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今回は、「大人が英語の勉強を始めても遅くない」という理由や、勉強の手順について解説します。
目次
大人になってから英語をやり直しても遅くない!
大人になってから英語を学び、習得していくことはもちろん可能です。
そしていつ勉強を始めても、遅すぎるということはありません。
英語は、大人になってから新しいことにチャレンジする楽しさを教えてくれます。
大人になると、それぞれ英語を学ぶ目的やゴールが違うと思いますので、そのあたりも見ていきたいと思います。
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理由①新しいことにチャレンジできる
25歳くらいにもなると、人生一通りのことは経験して、毎日同じことの繰り返し......
のようになっている人も多いのではないでしょうか。
あとは何十年か会社に毎日通って、親と同じような道をトレースするだけなんて、面白くないと思いませんか?
実際に英語を勉強する目的としては、以下があるでしょう。
- 新しい世界への扉を開いてくれる
- 英語を学ぶこと自体が新しいチャレンジになる
- 英語は異文化を知る鍵にもなる
英語ができるようになれば、海外の人々とコミュニケーションを取り、彼らのくらしや文化をより深く理解できるようになります。
理由②語学力は何歳からでも身に付く
何歳から学び始めても、英語は上達していきます。
たしかに子供の英語習得速度は早いかもしれませんが、大人になったらその能力を失ってしまうわけではありません。
大人はそれまで何十年も生きてきて、知っている日本語の表現や単語がたくさんあるはずです。
多くのことを知っているが故に、英語で少しでもわからない表現があると、全然英語ができないように感じてしまうのかもしれません。
何十年も使ってきた日本語のレベルまで、英語力を引き上げるのは相当困難です。
しかし、英語圏で生活したり、少し友人と会話する程度であれば、そこまで難しいことではありません。
理由③まずは目標を決める
英語を学ぶ目的は人それぞれです。
- 就職に有利に働くTOEICなどのテストのスコアが欲しい
- ワーキングホリデーに行くために日常会話をしっかりできるようになりたい
目標によって、ふさわしい勉強方法が異なります。
まず最初に、自分自身が「なぜ英語の勉強をするのか?」目標を定めておきましょう。
大人が英語の勉強を始める前に覚えておくべきこと
英語というのは、今日学び始めて明日できるようになるものではありません。
「大人になってから英語を学ぶ」という点での課題もあります。
英語を学ぶ上で、どのような障壁があるのか、事前に知っておくと対策ができます。
それでは、大人が英語を学ぶ前に知っておくと良いことを見ていきましょう。
1.英語の習得には数年かかる
中学・高校の6年間の英語の授業で英語は身につきましたか?
学習方法が良くないこともありますが、英語はすぐに習得できるものではありません。
特に、会社員をしながらでは英語学習に割ける時間も限られているので、長期計画がおすすめです。
「英語はすぐにできるようになる!」と思っていると、現実とギャップができたときに挫折につながります。
大人に限らず、英語の勉強は数年の継続が必須でしょう。コツコツ学んでいきましょう。
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2.継続して学ぶことが重要
言語は継続して学ぶことが重要です。
- 学ばなければ上達しない
- 時間と共に忘れてしまう
言語というもの上記のようなものです。
もしかすると、コロナウイルスの影響で長引くステイホームで会話がの機会なくなり、日本語すらもうまく出てこなくなってしまった人もいるのでは。
可能なら、英語を忘れないために、毎日10分だけでも英語に触れたいところです。
3.自分の英語の癖を早くなおす
大人ならではの課題として、すでに英語のクセを持っていることが挙げられます。
これまで英語を学ぶ過程で、誤って覚えてしまったものもあると思います。
これらは早くなおしておくとよいでしょう。
英語の癖というのは、以下の意味にとどまりません。
- 発音の癖
- 文法の癖
また、以下のような人も実際にいるでしょう。
- 単語はたくさん知っているのに発音に無頓着な方
- 文法は理解しているけれど会話となるとすぐに出てこない方
色々なパターンがありますが、自分の英語の癖は自分で気づくことが難しいものです。
大人になってから「自分の英語の癖」をなおすには、留学や英会話学校などで、英語の先生に見てもらうのが1番の近道です。
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初心者が大人になってから英語を学習する手順
みなさんは、これまでどんなふうに英語を学んできたでしょうか。
【ポイント】
実際に子供が英語を勉強する時の手順とは異なるため、大人に合った学習手順で進めていく必要があります。
中学生の頃には英語をサボってしまい、学んでこなかったでしょうか?
それとも、勉強は頑張ったけれど結果がついてこなかったでしょうか?
この章では、英語初心者の大人が、英語を学習するのに有効な手順をご紹介します。
手順①中学で習う英文法・単語を改めて学習
日常会話であれば、中学の英文法と単語でじゅうぶんでしょう。
中学英語の文法・単語を学べる参考書ももたくさん売られていて、すぐ勉強に取り掛かれるはずです。
日本の英語教育と同じことをしていては、「英語を話せるようにならない」と思うかもしれません。
確かにその通りなのですが、そうはいっても基礎的な中学英語は最も重要です。
中学英語が重要な理由
- 英語のベースになる
- 会話の幅を広げてくれる
手順②高校レベルの英語を勉強
日常の挨拶程度の会話ではなく、もう少し内容のある話をしたり、読み書きをするには、高校レベルの英語が必要です。
こちらも参考書が手に入りやすく、気軽に始められます。
教材によっては、ニュース英語のリスニングや、実際の英語記事ような、生活する上で触れる実用的なものもたくさん含まれています。
こちらも、受験英語だけでは「英会話の習得」は難しいですが、確実に表現の幅や理解力を増やしてくれます。
高校英語は、文法が中学より難しくなります。
主語と動詞の関係がこうで...と理解するのが楽しいタイプなら、そのまま高校英語を学習すると良いと思います。
もし、文法をシステム的に理解するのが苦手なら、普段使う英文を丸暗記し、それから単語を別のものに置き換えていくと良いでしょう。
手順③発音を基礎から身につける
言ったことを正しく理解してもらうためには、正しい発音が必要です。
英語には、数多くの似た単語があるためです。
外国人の話す日本語で例えると、わかりやすいかもしれません。
【体験談】
私はカナダの空手クラブを見に行った際に、発音の重要性に気づきました。そこでは号令は日本語のまま採用されていたのにもかかわらず、聞き取れないものがあったのです。カナダ人の先生が「カムアイ」と言っていて、はじめは何のことかわかりませんでしたが、しばらくして「構え」だということがわかりました。
英語の場合も、相手が聞き取ってくれたとしても、相手に負担をかけてしまっているかもしれません。
ちなみに、ネイティブの英語話者でも、英語の先生だと日本人独特の発音の癖を知っているため、多少間違っていても理解してしまいます。
自分の英語がどのくらい通用するのかは、英語圏で実際に使って確かめるしかありません。
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手順④リスニング・スピーキングを練習
リスニング・スピーキングの練習はテキストベースではなく、実践を積むながら行う必要があります。
英会話で重要なのもリスニングとスピーキングです。
いくら文法が完璧にできたとしても、英文を作るのに5秒かかったら、会話はストップしてしまいます。
日本語を話すとき、最初から最後まで文を考えてから話しますか?
そうではないですよね。
前文考える前に話し始めてしまいますし、話し始めてから、ちょっと気が変わって言い直すことすらありませんか?
【ポイント】
英語も同じで、「スピーキングができる」というのは、英文を全て考える前に、文の頭から話し始めているような状態です。
英語と日本語は文の構造が全く違うので、これには練習と慣れが必要です。
【参考記事】:英語のリスニングを「格段に上げるコツ」を初心者向けに解説!
手順⑤英会話を実践!
英会話は完璧になってから実践するものではありません。
英会話をしながら、学び、身につけていくものです。
学んだことを実際に会話で使うことによって、きちんと意味が通じているか、確認することができます。
そして、新しい表現を聞いて、自分でも使ってみるのです。リスニング・スピーキングの練習も、実際の英会話が最も効果があるでしょう。
何回も話したり聞いたりすることによって、次第に話せるようになっていくのです。
大人になってから「短期間」で英語力を伸ばすには?
大人になってから英語力を伸ばすには、ある程度の覚悟が必要であり、「短期間」での上達は簡単ではありません。
人によっては、試験の日がある、就職のために英語を学んでいるなどで、期限に追われているかもしれないですね。
そうでなくても、早く英語を習得できるのであれば、それに越したことはありません。
想像通りかもしれませんが、英語習得の早道は、英語圏で英語を学ぶことなのです。
ここからは、「語学留学」「ワーホリ」「オンライン英会話」についてそれぞれ解説していきます。
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語学留学
英語習得のいちばんの早道は、語学留学をすることです。
筆者は会社を辞めるタイミングでフィジーへの語学留学を決意しました。
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語学留学のポイント
- 会社勤めをしているときと違って、1日丸ごと英語の学習に当てられる。
- 英語圏で生活し、実際に使う機会がたくさんあるため、自分の英語が通じるのか試すことができる
- 受験英語では決して見ることのない、会話ならではの英語やスラングを聞く機会がある。
【体験談】
筆者は留学1ヶ月まではあまり変化を感じられず、本当に効果があるのか訝ったものですが、それを過ぎると急速に現地の人の英語が聞こえるようになりました。
スピーキングの方も、この頃からすぐに言葉がスラスラと出るようになったと記憶しています。
ワーホリ
ワーキングホリデーで英語圏の国に渡航し生活するのが、もうひとつの英語習得ルートです。
ワーホリ中は現地で仕事ができるので、貯金が少なくても実現できます。
【参考記事】:ワーホリはお金がない人こそ行くべき!理由やプランを解説
ただし、もともとある程度英語ができなければ、以下のようなデメリットがあります。
- 英語を使う仕事に就くのが難しくなる
- 友人を作るのが大変になる
事前に語学留学をするなどして、英語力を伸ばしてから行くことをおすすめします。
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せっかく英語圏に渡っても、バイト先が日本語環境だったり、完全に英語力ゼロで引きこもってしまったのでは仕方ありません。
ワーホリに行ったものの、上記のように特に英語を話さない職場環境になってしまった場合、次のオンライン英会話と組み合わせるのも良い手です。
オンライン英会話
いつでもどこでも、そして安く英会話ができるのがオンライン英会話です。
ただし、相当英語学習のモチベーションが高く、自律ができる人でないと難しい方法です。
多くのオンライン英会話は月謝制で、ものによって月に受けられる授業数が決まっていたりいなかったりします。
定額受け放題のところであれば、1日に何時間でもレッスンを受けられます。
ただ、授業を自分で予約して受けるということを繰り返すことになり、面倒になってやめてしまう人は多いでしょう。
ジムに入会しても、月謝だけ払ってほとんど行っていない人はたくさんいますよね?オンライン英会話も、そうなってしまう可能性が高いものです。
自律できる自信がない場合は、半強制的に英語を学べる語学留学に、思い切って飛び込んでみるとよいでしょう。
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大人になってから英語を勉強するデメリット3選
大人になって英語を学ぶのは、良いことばかりではなく、以下のようなデメリットもあります。
- 発音の癖をなおす
- 勉強時間が取れない
英語学習の前に、デメリットも知って対策していきましょう。
しかし、大人になってからの英語学習は立派なことであるため、自分に自信を持ってよいのです。
①発音の癖をなおす必要がある
過去に1度学んで染み付いてしまったものを「修正」するのは大変なことです。
加えて、発音の癖はなかなか自力で修正することが難しい部分です。
文法の勉強なら、問題集をやれば「自分の課題」が見つかりますが、発音はそうはいきません。
発音の癖の修正は、英会話の大きなハードルとなるでしょう。
おすすめは、英語の先生やネイティブスピーカーになおしてもらうことです。
そして、実際に使って通じるか試すことも必要です。
ぜひ英語圏に渡って、語学学校で学び、街で実践してみてください。
②勉強時間が取れない
社会人としてフルタイムで働いていると、やはりなかなか時間がとれないものです。
- 残業が長引き疲れて勉強なんてできない
- 飲み会が入る
- 趣味の時間も欲しい
- 誘惑がたくさんある
英語学習を続けていればまだ良いものの、意思が続かずやめてしまっていませんか?
しばらくして思い出して再開......を繰り返している人もいるかもしれませんね。
それならいっそのこと、留学に行ってしまうのもよいでしょう。
【体験談】
筆者が留学した際も、まわりは大学生よりも社会人が多くいました。
彼ら、また自分は会社を辞めたり休職して、英語を集中して学べる環境を選んだのです。
「勉強したいのにサボってしまう...。」
そんなときは、自分を頑張って勉強に向かわせなくても、いやでも勉強してしまう環境に自分を送り出すのもよいです。
まわりも英語を習得したくて来ている学生なので、教えあったり競争したり、楽しく学べるはずです。
まとめ:大人になってからの英語のやり直し
大人になってからでも、英語をやり直すには遅くないということを、理解していただけたのではないでしょうか。
大人が英語を習得するには数年はかかりますが、以下の手順を踏めばじゅうぶんに可能です。
- 中学、高校英語を改めて勉強する
- リスニング・スピーキングを学ぶ
- 英会話を実践する
また、短期間で英語を習得するには以下の方法があり、特に語学留学は高い効果が得られます。
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【選択肢】
- 語学留学
- ワーホリ
- オンライン英会話
大人が英語でぶつかる、発音の癖や勉強時間の問題も、語学留学なら解消できます。
コロナのご時世で、海外渡航の道は閉ざされたかに見えますが、意外にもそんなことはありません。
ぜひ一度、留学を考えてみてくださいね。