海外経験と英語力は関係ない?!国内でも英語力を向上させるコツとは

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皆さんこんにちは!Free Bird インターンの Tamami です。
英語を勉強したいけどなかなか海外留学なんてできない…コロナのせいで予定していた留学がキャンセルになってしまった…という方、多いのではないでしょうか?(実は私もその1人…)
しかし、英語をじっくり勉強する時間ができた今だからこそ、英語を上達させる絶好のチャンスでもあるのです!
そこで、海外未経験で英検準1級を取得した私が、日本国内にいながらも英語力をアップできる【3つのコツ】を教えます。

海外に行けない今こそ留学準備ができる最大のチャンス!

2020年3月ごろから日本でも感染拡大した新型コロナウイルス。

そのせいで私が今年行く予定だった大学の交換留学が来年に延期されました…。

幼い頃から漠然と海外に憧れを持っていた私の夢の1つでもあった海外生活。

それを今年は実現できないと知ったとき、とても落ち込み、悲しい気持ちになりました。(きっと、同じ境遇におられる方も多いはず…) しかし、ピンチはチャンス!!! コロナの影響で海外渡航はできませんが、自分の時間はたっぷりとできたのではないでしょうか?
海外留学まである程度の猶予期間ができた今だからこそ、私たちにはできることがたくさんあるのです! そこで、パスポートすら持たず海外経験皆無ながら英検準1級を取得した私がどのようにして日本にいながら英語力をアップしたのか、英語上達のコツについてご紹介します。 この記事が少しでも留学に行けない、または行けなくなってしまった方のお役に立てれば幸いです。

コツ①: 単語は接辞から覚えるべし

まず、英語の勉強において最も大切なのは、流暢さや発音ではなく【語彙力】です。

これは私の持論なので、他にも様々な考え方があるとは思いますが、一口に英語と言っても世界には様々な特徴の英語が存在するので、一人一人が違う発音をするのは当たり前!そのため、発音が悪いことよりも語彙力がないほうが英語は伝わりません。

よく日本の高校入試などで正しいアクセントはどれかを聞く問題がありますが、そんな問題はTOEFLやIELTSなどの国際基準の英語テストでは全くと言っていいほど出題されないのです。実際に、私も全く重要性を見出せなかったので、高校入試でアクセント問題が出題されたときは「当たればラッキー」くらいの感覚で解いていました笑。

「きれいな」発音やアクセントにこだわり過ぎているのは日本だけなのかもしれませんね。

しかし、「語彙力を上げる」とは言っても、英語のボキャブラリーは無限にあり、学んでも学んでも終わりが見えないどころか、新しい単語はどんどん増えていきます。そこで重要なのが【接辞】です!! 接辞(せつじ)とは、単語の初めに付く「接頭語」と単語の終わりに付く「接尾語」の総称のことで、英単語の意味づけをする重要な役割を担っています。

接辞は漢字でいう「さんずい」や「きへん」などの部首のような役割なので、ある程度接辞を覚えることによって同じ接辞の単語を効率的に覚えられ、語彙を増やすことができます。…とは言ってもピンと来ない方も多いと思うので、具体例を交えてご説明します。

【接頭語】=「意味を加える」

まずは接頭語について。接頭語の役割を一言で表すと、意味を付け足すことです。

簡単な例を挙げると、“happy(幸せな)” “known(知られた)” “certain(確かな)” などの形容詞に “un-” という否定のニュアンスを含んだ接頭語をつけると、 “unhappy(不幸な)” “unknown(知られていない)” “uncertain(不確かな)” というもとの単語に「否定」が付け足された意味の単語になります。

このような接頭語を覚えることで何がメリットなのかというと、わからない単語があっても接頭語を覚えていればなんとなく意味がわかるようになり、難しい単語でも覚えやすくなるのです!

例えば、 “malfunction” “maladaptation” “malpractice” など、かなり難易度の高い英単語にぶち当たったときでも “mal-” という接頭語が「悪い」というニュアンスを含んだものだと知っていれば、なんとなく、

 

“malfunction” = “mal(悪い)+ function(機能)” 

“maladaptation” = “mal(悪い)+ adaptation(適応)” 

“malpractice” = “mal(悪い)+ practice(行為)” 

 

…っぽい意味の単語かなぁ〜と予測することができます。

実際に、mafunction は「機能不全」、maladaptation は「適応不全」、malpractice は「不正行為」という意味なので、接頭語を知っているだけで難しい単語でもかなり覚えやすくなるのです!

【接尾語】=「単語の性質を変える」

次に接尾語について。接尾語の役割を一言で表すとしたら、品詞を変えることです。

例えば、接尾語の代表的な例として、 人やものを表す名詞につく “-er/or” 、「可能」を表す形容詞につく “-(a)ble” などがあります。このような接尾語を “sense(センス/〜を感じる)” という単語に付けると…

 

“sense + -or(名詞「〜するもの/人」)” = “sensor” ⇒ センサー(=検知するもの)

“sense + -able(形容詞「可能(〜できる)」)” = “sensible” ⇒ 分別のある(=気づくことのできる)

“sense + -ive(形容詞「性質(〜やすい)」)” = “sensitive” ⇒ 過敏な(=感じやすい)

“sense + -ize(動詞「〜する」)” = “sensitize” ⇒ 〜を敏感にする

 

このようになり、接尾語を理解することで “sense” という単語を知っていれば、最後の接尾語を見るだけで何の品詞なのか、どのような意味なのかを簡単に予測でき、派生語を効率的に覚えることが可能になるのです。

 

皆さんも、単語の勉強をするときは接辞から覚えると、語彙力を効率的に向上させることができるので、ぜひ1度取り入れてみてください!

(その他の接辞についてはコチラの記事に一覧が載っているのでぜひぜひご活用ください)

コツ②: いろんな英語に慣れるべし

英語を勉強する上で2つ目に大切なことは【多様な英語】に慣れることです。

先ほども触れたように、一口に英語と言っても、地域によって発音やアクセントに様々なバリエーションがあります。日本で習う英語の発音は主にアメリカ英語であるため、日本人はアメリカの標準的な英語を聞くと「きれいな英語」と感じる傾向にあるのですが、実際の英語話者はアメリカ人だけではありません。むしろ、日本人が思う「きれいな英語」を話す人は世界の中でも少数派で、ネイティブの中にもイギリス英語やオーストラリア英語などの種類があるほか、実はネイティブスピーカーよりも英語を第2言語として話している人の方が圧倒的に多く、英語になまりがあるのはもはや当たり前のことなのです。

そこで重要なのが、「多様な」英語、つまり日本の英語の授業では教えてくれないクセのある英語に耳を慣らすことです。

きれいで聞きやすい英語ばかりを聞くのではなく、少しなまりのある英語に慣れることで、アメリカ英語がもっと聞きやすく、また英語圏以外の人が話す英語も聞き取れるようになり、より実用的な英語力を高めることができます。 様々なアクセントのある英語を勉強するために、私は主にオンラインでアクセスできる動画やオーディオを活用しています。 例えば YouTube 動画では、英語圏の国(アメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド)の英語の違いをわかりやすく説明している「21 Accents」、インド英語なら「Anpu」がおすすめ!

どちらも英語のユーチューバーなので、英語の説明を聞き取れる自信がないという方には、(王道ですが)日本人ユーチューバーの「バイリンガール」がおすすめです。 YouTube 以外では、世界中の英語の発音をひたすら集めてデータベース化したサイト「International Dialects of English Archive」がかなりおすすめ!

サイト上で聞きたい発音の地域を選ぶと、その地域で実際に話された英語を聞くことができます。 また、イギリス英語のみにはなってしまいますが、イギリスの Queen’s English を1からちゃんと学びたいという人には、『キクタン British』がおすすめ!CD付きの書籍で、イギリス英語の発音のしかたや言い回しを細かく教えてくれます。(イギリス留学予定だったので私も持ってます^^)

コツ③: 楽しみながら勉強すべし

そして、3つ目に重要なことは、【楽しんで】勉強することです。 何事も継続が大事とは言いますが、やっぱり楽しくなければ続けられませんよね。

だから、英語の勉強も楽しくやっちゃえばいいんです! 例えば、好きなハリウッドスターが出ている映画を英語で見たり、面白い外国のコメディアンの YouTube 動画を見たり、好きな映画の原作本を洋書のまま読んでみたり…などなど、自分の好きなものや人について英語のまま見たり読んだりするだけでも英語力は確実に上がります。

それだけでなく、好きな俳優が英語で喋っているのをそのままのことばで理解できるようになるという嬉しさは、モチベーションの維持にもつながります。実際に、私は幼い頃からハリーポッターが大好きなのですが、日本語の声と出演者の顔とのミスマッチさがすごく気に入らなかったので、何がなんでも英語音声で視聴し、夏休みには毎年シリーズ1から最新作までをセルフでマラソン放送していました笑。そのおかげもあって、今ではイギリス特有の表現やスラングの知識が増え、役に立っています!

最近では、イギリスの超毒舌シェフによる料理オーディション番組「Hell’s Kitchen」や、アメリカの人気司会者ジミー・ファロンによる「The Tonight Show」、Carpool Karaoke で有名なジェームズ・コーデンの「The Late Late Show」をよく見ています。ちなみに、全て YouTube で視聴可能です。書籍では、『The Fault in Our Stars』という末期がんと闘病する若者の物語がおすすめです(高校の時に読んで私にも涙腺があることを教えてくれました)。 ここで、海外のエンタメを視聴しながら英語力をアップするためのコツがあります。

それは、【英語字幕】をつけることです。DVD や YouTube 動画を再生する時に、設定で日本語ではなく、英語の字幕を付けてみてください。そうすることで、よく聞き取れなかった部分があっても「あ!ココではこの単語を使っていたんだ!」という発見をすることができます

(ただし、YouTube は自動翻訳の場合もあるので完璧な字幕ではないので注意が必要です)。

ちなみに、NetflixTED Talks は正確な字幕がついているのでおすすめです。慣れてきたら、字幕なしでも視聴して、自分がどれくらい英語を理解しているのかをチェックしてみるのも良いです。コツ①でもお話しした通り、英語で大事なのは語彙力なので、

たくさんの単語がわかるようになると必然的にリーディングやリスニングの力も上がるはず! また、今後外国へ行った時に海外のエンタメを知っていると、共通の話題を作りやすくなり、友達が増えること間違いなしですよ!

日本から出たときの感動は計り知れない

ここまで、日本にいながらでもできる英語力向上のための3つのコツをお伝えしましたが、それでもやはり、海外には行ってみたいものです。(私も早く留学に行きたいです…。) 私は生まれてから20年、海外留学はおろか、海外旅行にも行ったことがありませんでした。そんな私に海外渡航チャンスが訪れたのは2019年7月。大学のプログラムで約4週間インドネシアでボランティア活動をすることになりました。(ついに私にもパスポートを使う日が!!)インドネシアの主言語はインドネシア語なのですが、私が参加したプログラムは世界各国から学生が参加するものだったので会話は100%英語。そのプログラムが私にとって初めての「海外で英語を話す」という経験だったので、「自分の英語が伝わってる!」というのはとても新鮮な感覚でした。 プログラム期間中には、

各国の大学生と地元の子ども達にじゃんけん列車を教えたり、

午前3時から山登りをして山頂から日の出を見たり、

安全性を考えるといろんな意味で怖い絶叫アトラクションではしゃいだり、などなど他にも様々なアクティビティを楽しみました。

また、そのプログラムに参加していたのは日本・中国・韓国・インドネシア・オランダの大学生だったので、実は誰一人ネイティブスピーカーはいなかったのですが、「英語」というツールを使うことによって異なる国々の人たちが1つになれるということに、とてつもない感動を覚えました。

「英語ってすごい!」「英語を知ってて本当によかった〜」というのが帰国直後の素直な感想です。プログラムから1年以上たった今でも、インドネシアでできたたくさんの友達とオンライン上で交流し続けており、私にとってあの時の4週間は宝物のような思い出です。

しかし、もしも私が今まで英語を勉強していなかったら、おそらくインドネシアにいる間に外国人の友達を作ったり、休日にショッピングしたり、登山中にハリーポッタートークをしたり、なんてことはなかったのではないかと思います。確かに、留学前に英語の勉強をしなくても、留学中にある程度の英語力は得られるでしょう。

でも、やっと英語がわかるようになり、友達ともよく喋れるようになった頃にはもう帰国…なんてことでは心残りのある留学になってしまうかもしれません。留学は限られた時間しかできないのですから、限られた時間をどこまで充実したものにできるかは今日本にいるあなたの努力次第です。

皆さんも、コロナで時間ができた今だからこそ、次の留学に向けて英語力アップを目指しませんか?

 

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