オーストラリアのワーキングホリデービザ費用と申請方法は?現地での仕事について
ワーキングホリデーは、18〜30歳の青年が休暇目的で海外に入国し、約1年にわたって自由に過ごせる制度です。
ワーキングホリデーで入国できる国は26か国ありますが、なかでも「オーストラリア」は特に人気の高い国です。
そこで本記事では、オーストラリアにおけるワーキングホリデーのビザ申請方法や魅力、注意点を解説します。
オーストラリアでのワーキングホリデーを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
目次
オーストラリアのワーキングホリデービザ取得の基本情報
オーストラリアにワーキングホリデーで渡航するには、指定されたビザを取得する必要があります。
ここではワーキングホリデービザの条件や申請方法を紹介します。
【オーストラリアのワーキングホリデービザの詳細情報】
ビザ費用 | AUD510(オーストラリアドル) |
入国までの有効期限 | ワーキングホリデービザ発行日から1年以内の入国 |
滞在期間の有効期限 | ・入国日から12ヶ月間の滞在が可能 ・有効期限内であれば、出入国は何度でも可能 |
就労条件 | 最長6ヶ月間のフルタイムでの就労が可能 |
就学条件 | 最長4ヶ月間(17週間) |
申請条件
オーストラリアのワーキングホリデービザの申請条件は、以下の通りです。
- 申請日・ビザ発給日ともにオーストラリア国外にいること
- ワーキングホリデービザで以前にオーストラリアへ入国したことがない
- ビザ申請日に18歳以上30歳以下であること
- 扶養する子供が同行しない
- ワーキングホリデープログラム協定締結国(日本)のパスポートを保持している
- 有効な旅券と帰りの切符(または切符を購入するための資金)を所持すること
- 渡航当初の生活費をまかなうため十分な資金を所持すること
※2022年7月現在の情報です。
条件などは変動する可能性があるので、公式の情報を確認しましょう。
申請方法
オーストラリアのワーキングホリデー申請は、オーストラリア内務省のホームページから行います。
申請にあたって、まずは「Immi Account」の作成が必要です。
フォームに沿って必要情報を記入し、アカウントを作成してからビザの申請を行ってください。
提出書類に不備があったり記入情報を間違えていたりすると、申請がやり直しになり時間がかかってしまいます。
申請前には不備や間違いがないかを入念に確認するようにしましょう。
なお、オーストラリアのワーキングホリデービザの申請は、他国と比較して簡単に取得できます。
直接大使館を訪れる必要があったり、ビザ申請時期が決まっていたりする国もありますが、オーストラリアはオンラインで申請が可能で、申請時期も定められていません。
申請時に必要なものと注意点
申請時には、以下のものが必要です。
- 滞在期間に適用するパスポートのコピー
- 英文の残高証明書(滞在にあたり十分な資金としてAUD5,000以上に加え、往復航空券を購入できる金額の資金があることを証明する)
- 戸籍謄本のコピー(※該当者のみ)
- 無犯罪証明書(※該当者のみ)
ビザの申請は、31歳の誕生日を迎えるまでに行う必要があります。
詳しくはオーストラリア内部省「ワーキングホリデービザについて」をご覧ください。
※参考記事:ワーキングホリデーの年齢制限は何歳まで?35歳まで?
※参考記事:ワーキングホリデーとは?制度や注意点をわかりやすく説明【2022年最新】
オーストラリアのワーキングホリデーの魅力
オーストラリアのワーキングホリデーには、以下のような魅力があります!
- 就学・就労・観光が自由にできる
- ビザの有効期限は最長3年間
- マルチプルビザなので何度でも入国可能
就学・就労・観光が自由にできる
オーストラリアのワーキングホリデーでは、自由に就学・就労・観光ができ、思い思いの過ごし方が実現できます。
数あるビザのなかでも就労が可能である点は、特に貴重です。
本来外国で働きたいのであれば就労ビザが必要ですが、就労ビザの取得はワーホリと比べてハードルが高いです。
しかし、ワーキングホリデービザの取得にはそこまで厳しいルールが設けられておらず、「海外で働いてみたい」という希望を比較的簡単に実現できます。
また、 オーストラリアは最低賃金が高く、ワーキングホリデーで働いた際に他国と比べて給料が高くなる点も魅力です。
ただし、 十分な英語力がないと仕事の選択肢が狭まり、低い賃金で働かないといけなくなる場合もあるので注意しましょう。
マルチプルビザなので何度でも入国可能
マルチプルビザとは、定められた有効期間内に何度でも出入国できるビザです。
オーストラリアのワーキングホリデービザはマルチプルビザなので、途中で日本へ一時帰国したり、ほかの国へ旅行に行ったりすることも可能です。
ただし、出国している期間も有効期限内にカウントされるので、オーストラリアの滞在期間が伸びるわけではありません。
ビザの有効期限は最長3年間
ワーキングホリデーの期間は基本1年です。
しかしオーストラリアのワーキングホリデーは、条件を満たすことで最大3年まで延長できます!
1年目のワーキングホリデー中に「滞在が充実していたので延長したい」「まだまだオーストラリアでやりたいことがある」と思ったときには、延長を検討すると良いでしょう。
【2年目・3年目のビザ取得方法】
2年目・3年目のワーキングホリデービザを申請するには、以下の証明書が必要です。
セカンドワーキングホリデー | ワーキングホリデー期間中に政府指定地域にて最低88日間(3ヶ月)以上の特定の仕事(※)に従事した証明書類 |
サードワーキングホリデー | セカンドワーキングホリデー期間中に政府指定地域にて2最低6ヶ月以上の特定の仕事(※)に従事した証明書類 |
※参考:特定の仕事(Specified subclass 417 work)について
上記の通り、2年目・3年目のワーキングホリデーは、特定の仕事に指定された期間以上従事していないと申請できません。
また、 2年目・3年目のワーキングホリデービザ申請時には更新ごとにビザ申請費用(AUD510)が必要になるので注意しましょう。
ほかの国のワーキングホリデー制度と比較したい場合は、以下の記事をご覧ください。
※参考記事:ワーキングホリデーの費用はいくら?【2022年最新情報】
※参考記事:ワーキングホリデーの国選びはどうしたらいい?英語圏でオススメの国を紹介
オーストラリアのワーキングホリデーでの仕事の探し方
オーストラリアで仕事を探す手段には、主に以下3つの方法があります。
- オーストラリア在住日本人向けの求人サイトからの応募
- ローカル向け求人サイトからの応募
- 履歴書を持って直接訪問
現地の求人が紹介されている日本人向けオーストラリア情報サイトなら「cheers」が有名です。
このほかにもオーストラリア在住日本人向けの情報サイトはいくつかあるので、チェックしてみると良いでしょう。
また、 バイト募集の貼り紙を見つけた際に直接訪問して履歴書を渡すと、早く面接に進めることもあります。
仕事探しに苦戦する人も多いので、できるだけ余裕を持って進めることをおすすめします。
オーストラリアのワーホリで仕事を探すときのポイント
オーストラリアで仕事探しをするにあたって、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 英語力に応じて仕事も時給も変わる
- 日本語能力を1つの武器に働くことも可能
英語力に応じて仕事も時給も変わる
大前提として、自身の英語力に応じて仕事内容と時給が変わります。
英語力があれば仕事の幅はぐっと広がり、高収入の仕事に就けるかもしれません。
しかし、逆に言えば英語力がないと自分の希望に沿った仕事につけない可能性が高まります。
もちろん、日本人向けショップやアジア系レストランなど英語をそこまで使わない職場もありますが、その場合は最低賃金以下で働かないといけなくなる可能性があるので注意が必要です。
日本語能力を1つの武器に働くことも可能
日本語能力を武器に仕事を探すのも1つの方法です。
観光業が盛んなオーストラリアには、日本語が話せる人を対象にしたツアースタッフなどの職があります。
日本語を使う職に応募し、履歴書に「日本語ネイティブレベル」と書けば採用担当者の目に留まるでしょう。英語が話せて、かつ日本語が話せる人は、観光業が盛んなオーストラリアで大きなメリットとなるでしょう。
まとめ:オーストラリアのワーホリ前には入念な準備を!
今回はオーストラリアのビザ申請の方法やオーストラリアならではの魅力を解説しました。
ビザの情報に関しては変更する可能性があるので、最新情報は公式案内を必ず確認してください。
なお、 ワーホリを充実させるには、まずは準備を徹底することが大切です。
英語力があれば仕事の選択肢が広がり、現地での生活もより充実するでしょう。
英語力に不安があるのであれば、まずは数ヶ月ほど語学留学をしてからワーキングホリデーに行くことをおすすめします。
ワーホリ前の留学でおすすめしたいのが、オーストラリアの海を挟んだ隣の島国「フィジー」での留学です。
フィジー留学はアメリカやオーストラリアの3分の1の費用で留学でき、費用を押さえつつ英語力アップを狙えます。
また、留学後にオーストラリアにワーキングホリデーへ向かう人も多くいるので、渡航前の情報共有・知り合い作りの場としても最適です。
ワーホリ参加にあたって英語力が不安な方は、ぜひフィジー留学を検討してみてください。
フィジー留学についてさらに詳しく知りたい方は「ホームページ」をご覧ください。