ワーキングホリデーの費用はいくら?【2022年最新情報】
ワーキングホリデーに行くにあたって、費用面での疑問・不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
「渡航前にどのくらいの費用を用意しておくべき?」
「現地の物価はどのくらい?」
「生活費は日本より高いの?低いの?」
ワーキングホリデーに行くには、ビザ取得代金や往復航空券、保険料、現地での家賃などさまざまな費用がかかります。
どれくらいの費用が必要であるかは、選んだ国や生活スタイルによっても大きく異なるため、あらかじめ目安を把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、 ワーキングホリデーに必要な費用の内訳と国別の費用を解説します。
目次
ワーキングホリデー1年間の滞在で必要な費用
1年間のワーキングホリデーに行くにあたって、かかる費用は以下の通りです。
渡航前の費用:30万円〜
渡航後の費用:100万円〜
ここからは、渡航前と渡航後にかかる費用の内訳を紹介します。
渡航前の費用内訳
渡航前にかかる費用はおおよそ30万円〜です。
費用の内訳とその詳細をまとめると、以下の通りになります。
内容 | 詳細 | 料金相場 |
サポート料金 | 留学エージェントなどのサービスを利用してワーホリに参加する場合にかかる費用 | 10万円〜 |
ビザ取得代金 | ワーホリで渡航する場合には、あらかじめビザを取得するための申請費用が必要 | 2万円ほど(国によって大きく異なる) |
往復航空券 | ビザ申請にあたって求められる航空券が確認される場合がある | 10万円〜 |
海外旅行保険 | 万が一の病気、事故、窃盗などに遭った際に補償を受けるための保険 | 10万円〜 |
エージェントを利用しない場合は、サポート費用がかかりません。
ただし、エージェントを利用しない場合は、事前の申請や滞在先の決定、仕事探しを自分で全て行わなけれないけません。
念入りな情報収集が必要であり、行動力も問われます。
なお、ビザ取得費用、往復航空券、海外旅行保険については国によって値段が大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。
上記の項目以外にも、パソコンやスーツケースなどの渡航や生活で必要なものを揃えるための費用が必要です。
渡航後の費用内訳
渡航前にかかる費用は、安くて100万円〜です。
費用の内訳とその詳細をまとめると、以下の通りになります。
内容 | 詳細 | 料金相場 |
滞在費(家賃) | アパート、寮、ホームステイなど | 72万円〜(6万円×12ヶ月) |
食費 | - | 36万円〜(3万円×12ヶ月) |
生活費 | 交通費、スマホ代など | 36万円〜(3万円×12ヶ月) |
留学費用 | ワーキングホリデー中に語学学校に通う場合は、入学金や授業料が必要 | 50万円〜(期間や国によって大きく異なる) |
その他 | 趣味娯楽費、交際費、旅費 | 24万円〜(2万円×12ヶ月) |
旅行や趣味を中心にする場合は、さらに高額になるでしょう。
一方、生活水準を下げて節約をすれば、かかる費用を最小限にできます。
なお、ワーホリはアルバイトをしてお金を稼ぐことが可能です。
稼げる金額はどれくらい働くのか・仕事がスムーズに決まるかによって変わりますが、なかには毎月の出費分をワーホリ中のアルバイト代で支払える程度稼ぐ人もいます。
費用は現地の過ごし方によって全く変わる
ワーキングホリデーにかかる費用は、現地での過ごし方によって全く異なります。
住む場所、休日の過ごし方、生活水準(節約するか、しないか)で数十万円ほどは変わると考えておいてください。
滞在費用の安い国は?国ごとの違いについて
滞在費用は、現地の物価に大きく左右されます。
ここでは以下の国に分けて、物価と費用を紹介します。
・物価の安い国
・イギリス
・オーストラリア
・ニュージーランド
・カナダ
物価の安い国
リトアニア、スロバキア、チリなど、 ワーキングホリデー協定国で日本より物価の安い国はあります。
家賃も3万円〜、食費も月2万円ほどで済ませられるケースも多いです。
英語力を向上させる目的でワーホリに行く場合は、英語圏の国へ行く必要があります。
イギリス
イギリスは日本と比べると物価が高いため、 日本で生活するよりも費用がかかることを把握しておきましょう。
1回の外食費で比較すると、日本は1,000円前後ですが、イギリスでは2,000円前後かかるとされています。
しかし、スーパーマーケットなどでは日本と同じくらいの値段で購入できる食材も多いため、食費を抑えて過ごすのであれば外食を控えて自炊で済ますと良いでしょう。
また、イギリスは家賃が世界的にも高いとされている国です。
都心部だとワンルームの家賃が20万円ほどするケースもあるため、費用を抑えたい場合は郊外に住むなどの工夫が必要です。
オーストラリア
オーストラリアの物価は、日本より少し高く、大きくは変わりません。
日本と同じ、あるいは少し高い費用を想定しておきましょう。
オーストラリアは国土が広く、郊外の地域だと家賃が安い傾向です。
ただし、 外食費がかなり高いので、費用を抑えたいのであれば積極的に自炊をするのが望ましいでしょう。
ニュージランド
ニュージーランドの物価は、日本とほぼ同じです。
ニュージーランドでワーキングホリデーをする場合には、日本での生活とほぼ同じくらいの費用がかかることを想定しておきましょう。
しかし、ニュージーランドは家賃と外食費が日本よりも高い傾向です。
一方でスーパーなどで購入する食品や日用品は日本より安いので、過ごし方次第で費用を抑えることが可能です。
カナダ
カナダの物価は日本と比べると高いため、日本で生活するよりも費用がかかることを把握しておきましょう。
特に外食費が高く、消費税やチップによって日本の2倍ほどの値段になることもあります。
日本のように手頃価格な外食は少ないため、注意が必要です。
家賃は安いところもあれば高いところもあり、ピンキリです。寮やシェアハウスでは家賃を3〜4万円に収められるケースもあります。
ワーキングホリデーの費用に関する注意点
ワーキングホリデーの費用を検討するにあたって、以下の点を押さえておきましょう。
・仕事探しには英語力+職務経験が問われることも
・仕事が見つかるでの資金が必要
・ワーホリ前に英語力を上げるのも一つの選択肢
仕事探しには英語力+職務経験が問われることも
ワーホリを検討している人のなかには、「とりあえず現地に行ってから仕事を探せばいいや!」と、勢いで渡航してしまう人も少なくありません。
しかし、仕事が思うように決まらない可能性があるので注意が必要です。
現地でアルバイトをするには、大前提として英語力が必要です。
お店・企業側の視点で考えてみても、「言葉が通じず、職歴もない人」を雇わないことは容易に想像できます。
もし自分の英語力に自信がないなら、英語力がなくても雇ってもらえる仕事先や自分のレベルに合ったアルバイトを渡航前にじっくり調べることをおすすめします。
渡航前にある程度アルバイトの目処をつけておけば、滞在中に「お金がない..」と焦る心配もありません。
仕事が見つかるまでの資金が必要
ワーキングホリデーでは、現地でアルバイトをしてお金を稼ぐことが可能です。
ただし、ワーホリが始まってすぐにお金を調達できるわけではないので、仕事が見つかるまでに必要な資金を用意しておく必要があります。
現地のアルバイトで稼ぐお金に頼りすぎてしまうと、仕事がなかなか決まらなかった際に焦ってしまいます。
渡航前に以下の内容をあらかじめ準備・情報収集しておくと良いでしょう。
・現地で就ける仕事
・仕事に求められる英語力
・仕事の探し方
・英語での履歴書の書き方
ワーホリ前に英語力を上げるのも1つの選択肢
ワーホリで仕事がスムーズに決まるかどうかは、自分の英語力にも左右されます。
「英語力に不安がある」「少しでも英語に慣れた状態でワーホリに行きたい」という人は、数ヶ月ほど留学に行ってからワーホリに参加する流れをおすすめします。
オセアニアに位置する「フィジー」は、オーストラリアやニュージランドへのワーキングホリデーの準備ステップとして参加する人が多いです。
フィジー留学はアメリカやオーストラリアなどの留学に比べて3分の1の費用に抑えられるため、できるだけ安く英語を学びたい人にぴったりです。
また、フィジーは英語を公用語としているため、英語力を伸ばす環境に適しています。
フィジー留学についてさらに詳しく知りたい方は「ホームページ」をご覧ください。
ワーホリ前の語学留学は、ある程度の費用がかかります。
語学留学でお金を使いすぎたことが原因で、ワーホリ中に滞在費用が足りず途中帰国になったら本末転倒です。
そのため、英語力が低くても生活力・サバイバル力があり、自分で積極的に考えて動ける人は直接ワーホリに行くのも1つの選択肢でしょう。
※参考記事:【2021年版】留学費用が安い国を厳選して紹介!格安で行く方法も解説
まとめ:ワーホリで必要な費用目安を知った上で入念な準備を
本記事ではワーキングホリデーに必要な費用を紹介しました。
ワーホリにかかる費用は国によって異なる上、住む場所、休日の過ごし方、生活水準で数十万円ほど差が出ます。
あらかじめどれくらい費用がかかるのかを想定した上で、ワーキングホリデーの計画と準備を進めるようにしてください。