ワーキングホリデーの国選びはどうしたらいい?英語圏でオススメの国を紹介
ワーキングホリデーは、18〜30歳の青年が休暇目的で海外に入国し、現地で自由に過ごせる制度です。26か国の協定国のなかから自分で好きな国を選び、基本は1年間・最大で3年間の長期滞在ができます。
しかし、国ごとによって現地でできることや実現する過ごし方が異なるため、国選びに迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ワーキングホリデーで行ける26か国と英語が学べるおすすめの国を紹介します。
国選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
日本からワーキングホリデーで行ける国
2022年現在、日本からワーキングホリデーで行ける国は、以下の26か国です。
上記の表にある26か国のなかから自分で好きな国を選び、事前に申請を行なって渡航します。
ただし、国によって対象年齢や期間、ビザの申請方法が異なります。
なかには最低限の資金を持っていることを証明しなければならない国もあるので、事前に国ごとの渡航条件等を確認しておくことが重要です。
※参考記事:ワーキングホリデーとは?制度や注意点をわかりやすく説明【2022年最新】
ワーキングホリデーの国選びのポイント
ワーキングホリデーに行く国を選ぶ際には、以下6つのポイントに気をつけましょう。
- 渡航国内で話されている言語
- ビザの取得難易度
- 年齢制限
- 治安
- 物価・渡航費用
- 仕事の見つけやすさ
渡航国内で話されている言語
まずは、国内で話されている言語に注目しましょう。
英語力の向上を目的にワーキングホリデーを検討している人が多いですが、協定国のなかには英語を共用語としていない国もあります。
ビザの取得難易度
ワーキングホリデーで入国するには、専用のビザが必要です。
ビザの取得方法は国によって異なります。例えば、以下のようなタイプがあります。
- オンラインでいつでも申請可能
- オンラインで指定された期間に申請
- 申請後に抽選を行う
- 大使館に行き、直接申請(必要書類を持参)
また、ビザ発給数にも違いがあります。
年間30人、200人などと制限が設けられているケースもあれば、人数に制限がない国もあります。
【ビザ発行数の制限がない国】
- オーストラリア
- ニュージーランド
- ドイツ
- デンマーク
- ノルウェー
- ポルトガル
- スウェーデン
- エストニア
また、ビザの申請に費用がかかる場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
年齢制限
ワーキングホリデーの年齢制限は、 基本的に「18〜30歳」までで、ビザの申請は31歳の誕生日前日までにする必要があります。
ただし、一部の国では定められた年齢制限が異なります。
フランスでは「18歳以上29歳以下」、アイスランドでは「18歳以上26歳以下」です。
オーストラリア・カナダ・韓国は「基本は18歳以上25歳以下」と定められていますが、各々の政府当局が認める場合は30歳以下まで申請可能です。
※参考記事:ワーキングホリデーの年齢制限は何歳まで?35歳まで?
治安
海外で安全に・安心して生活するためにも、あらかじめ治安を確認しておきましょう。
世界的にもトップレベルで治安がよいとされる日本と比べると、どの国も治安がよくないと感じるかもしれません。
物価・渡航費用
物価・渡航費用は国によってさまざまです。
物価の高い国は給料の高いアルバイト・仕事が期待できるものの、その分出費も高くなります。
自分の予算を踏まえて、前もって必要な費用の目安を把握しておきましょう。
※参考記事:ワーキングホリデーの費用はいくら?【2022年最新情報】
仕事の見つけやすさ
ワーキングホリデーでは、アルバイトをして収入を得たいと考えている人がほとんどでしょう。
仕事を見つける方法はさまざまですが、代表例は以下の通りです。
- 日本人向けの現地求人サイトで探す
- ローカル向けの現地求人サイトで探す
- エージェントに代行して探してもらう
- 知り合いに紹介してもらう
仕事の見つけやすさは国や地域によっても異なります。
過去のワーホリ参加者がその国でどのような仕事に就いたか、日本人向けの求人サイトはあるかなどに注目しておくとよいでしょう。
ワーホリで行ける英語圏でおすすめの国
英語を勉強したい人は、英語圏への渡航がおすすめです。
ワーホリで行ける英語圏でおすすめの国は、以下の通りです。
- オーストラリア
- カナダ
- ニュージーランド
- イギリス
オーストラリア
オーストラリアは日本人から人気の高い国です。
オーストラリアでは、国内で不足している第一次産業(農場など)の労働者確保としてワーキングホリデーメーカーを受け入れている側面があります。
そのため、英語ができなくても農場などで働かせてもらえる可能性が高いです。
オーストラリアの物価は、日本よりやや高めです。
オーストラリアは国土が広く、郊外の地域だと家賃が安い傾向がありますが、外食費は値段が上がります。
費用を抑えたいのであれば、積極的に自炊をするのが望ましいでしょう。
カナダ
カナダは、広大な湖や森などの大自然と、多彩な文化の融合した近代的な都市部が魅力的な国です。
アクセントの少ないキレイな英語が話されているため、英語を学ぶ人にも向いています。
バンクーバーなどの都市部では日本人留学生や観光客が多い分日本食レストランや日本人向けのショップが多くあり、日本人が働ける先が多い傾向があります。
また、カナダの物価は日本と比べると高いため、日本で生活するよりも費用がかかることを把握しておきましょう。
特に外食費が高く、消費税やチップによって日本の2倍ほどの値段になることもあります。
家賃は安いところもあれば高いところもあり、ピンキリです。寮やシェアハウスでは家賃を3〜4万円に収められるケースもあります。
ニュージーランド
オーストラリアの近くに位置する島国ニュージーランドは、大自然に囲まれたスローライフを送りたい人に人気です。
のんびりした雰囲気と自然あふれる環境で英語を学べます。
農業が盛んな国なので、フルーツピッキングなどの仕事もあれば、カフェ・飲食店の店員、ツアーガイドなどの仕事もあります。
ニュージーランドの物価は日本とほぼ同じであり、日本での生活と同じくらいの費用がかかることを想定しておきましょう。
しかし、ニュージーランドは家賃と外食費が日本よりも高い傾向です。
一方でスーパーなどで購入する食品や日用品は日本より安いので、過ごし方次第で費用を抑えることが可能です。
イギリス
歴史ある建造物やおしゃれな建物で溢れるイギリスは、若者に人気の高い国です。
ファッションやアートなどさまざまな文化を体験したい人や、イギリス英語を勉強したい人に向いています。
ただし、イギリスは日本と比べると物価が高いため、 日本で生活するよりも費用がかかることを把握しておきましょう。
特に家賃と外食費が高い傾向です。
スーパーマーケットなどでは日本と同じくらいの値段で購入できる食材も多いため、食費を抑えて過ごすのであれば外食を控えて自炊で済ますと良いでしょう。
また、費用を抑えたい場合は郊外に住むなどの工夫が必要です。
ワーホリで行ける!あまり知られていないマイナーな国
定番の国以外にも、ほかにもさまざまな魅力的な国があります。
以下3つの国では、その国特有の文化や自然を体験できるだけでなく、英語を学べる渡航先としてもおすすめです。
- アイルランド
- アイスランド
- デンマーク
アイルランド
アイルランドは北海道ほどの広さしかない小さな国で、賑やかな都市部と景観の自然が魅力です。
公用語はアイルランド語(ゲール語)と英語の2つですが、日常的に使われているのは英語であるため、英語を使用する機会で溢れています。
アイルランドは、ほかのヨーロッパ諸国へのアクセスが良いのも魅力です。
アイルランドを拠点にヨーロッパ各国を観光したい人にも向いています。
アイスランド
アイスランドは、北大西洋にポツンと浮かぶ、大自然に囲まれた島国です。
オーロラや氷河、滝や温泉など大自然に溢れているので、自然を満喫したい人におすすめの国です。
公用語はアイスランド語ですが、アイスランドの人々は子どもの頃から英語教育を受けているので、多くの人が英語を話すことが可能です。
英語のアクセントはやや強めではありますが、英語学習に支障はないと言えるでしょう。
さらに、アイスランドは日本よりも治安の良い国と言われています。
子どもや女性が一人で歩いている光景もよく見られるため、治安の良い安全な国で生活したい人にもぴったりでしょう。
デンマーク
北ヨーロッパに位置するデンマークは、北欧ならではの素敵な風景を楽しめることで人気の国です。
公用語はデンマーク語ですが、デンマークの人々は小学生のときから第一言語として英語を学ぶため、ほとんどの人が英語を話せます。
ただし、ローカルのカフェ店員などとして働きたい場合、デンマーク語が話せないと採用してもらえない可能性が高いです。
日系のレストランやショップなどであれば採用されやすい傾向です。
まとめ:自分の興味が湧く国へ渡航しよう
ワーキングホリデーは、26か国のなかから好きな国を選んで渡航できるのが魅力です。
長期間にわたって海外で過ごせるチャンスだからこそ、自分の興味が湧く国に滞在するのが最も実りが多いでしょう。
まずは実現したい生活や行ってみたい場所をベースに国を検討してみてください。
なお、国ごとによってビザの申請方法や滞在期間、物価などが異なります。
事前に国ごとの情報を調べた上で、ワーキングホリデーの計画を立てましょう。